資金がないけど、資産形成したい!
そうお考えの方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は、資産形成をお考えの方に向けて、資産形成の手順をお伝えします。
目次
効率的な資産形成の手順
投資には、いろいろなものがあります。
1番最初にやっておくべきは、自己投資です。
いきなり金融や不動産に投資するのはおすすめしません。
自己投資は効率的です
なぜ自己投資が良いかというと、その方が効率的だからです。
特に、資金がない場合、自分の能力をお金に変えていく方が収入を確実に増やせます。
会社に属しているなら、成果を上げて給料を増やすか、副業をはじめて収入を自分で増やしていくことも可能です。
特に、社会で実践しながら身につけた能力は、他の場面・他の人にとって価値があり、活かすことができるものです。
こうした能力や技能を持ち、それを元に確実な方法で収入を確保していくことの方が、自分のスキルとしても蓄積されていきます。
安易に金融商品に投資するとどうなるか?
金融投資のデメリット
金融投資で儲けようとすることは否定しません。
ですが、まずはこれ以外に伸ばせる能力を持っているなら、それを伸ばした方が良いです。
いきなり人生のすべてを金融投資に賭けるような生き方は非常にリスクが高く、おすすめできません。
実際に、金融投資は人生を破壊しかねない要素を多く持っています。
まず、金融投資をする場合、元手が必要です。
年間リターンが5パーセントだった場合、年に100万円儲けるには元手が2000万円が必要です。
2000万円の資金を確保することがまず大変であり、さらに年間100万円では生きることが難しいはずです。
衣食住を満たした上で、さらにきちんと税金を払っていくとなると、これだけの規模では到底無理です。
また、損をするリスクが高いこともあります。
市場の値動きは自分でコントロールできません。
コントロールが及ばないものに身を任せる場合、状況が悪化しても耐えられるだけの体勢を持っていないと、借金を抱えて大変な苦労を強いられる可能性があります。
いきなり金融投資だけをしていても、それ以外の基盤や技能を持っていないと、いざという時に身を助けるものが無くなることが考えられるのです。
不動産投資はハードルが高い
不動産投資という選択肢もあるかと思いますが、これもハードルが高いです。
人口が減少していくこの先の日本で価値が上がり続ける不動産があるか?という問題もありますし、価値があるものはすでに誰かが買っています。
価値が上がり続けるものはそれなりの値段がついているものであり、初期段階でかかる費用は金融投資以上です。
何も知らずに参入して騙されることも十分考えられます。
時間を失う
そのほかの問題点として、時間を失うということもあります。
相場は常に上下しているもので、損をすると、それを取り戻すまでにかなり時間を必要とすることもあります。
1日かけて相場を見つめていたけれど、結局損をしてしまい、その1日の時間も失う、ということはよくあります。
金融投資の前提条件
金融投資をする場合、元手が必要です。
また、失ってもいい余剰資金で投資をすることが大事です。
そして、すべてを失っても数ヶ月は生きていけるだけの貯金、あるいは生活を賄えるだけの定期収入があることも大事です(雇用保険に加入している人なら、基準を満たせば退職してもしばらく雇用保険をもらって生き延びることができます)
これらが整っていない状態のまま投資で失敗した場合、一気にお金を失って窮地に立たされます。
働くことから逃れたい気持ちはわかるが…
会社で働いていると、人間関係で疲れたり、予期せぬトラブルに遭って困ることもあります。
その結果、会社で働きたくない、と思うのも無理はありません。
ですが、だからと言って急に働くことから逃れるのは、なかなか難しいものがあります。
体勢を整えないまま収入源を手放すと、みるみるうちにお金は無くなっていき、生活に困るようになります。
投資は楽ではありません。
なので、まずは確実な方法で収入を得られるような方法を考えることが大事です。
そこで生活を安定させてから、余った資金を活用するために金融投資や不動産投資をするのが良いでしょう。
労働から開放されるのは、そのあとの話です。
資産形成ロードマップ
- 働いて生活費を確保する
- 技術を身につけて副業する、または、いま自分が持っている能力を生かして副業する(最初は月5万円を目指す)
- 生活が安定したら、本業と副業のバランスを考える(場合によっては退職し、自分で事業を始める)
- 余剰資金で投資を始める
まとめ
自分が築いた資産で生活を安定させて暮らすことを目標にしたいと思うなら、いきなり資産運用をするのではなく、それに耐えうるだけの状況を作り出さなければいけません。
近道はなく、はじめは自分がイヤだと思うこともしなければいけません。
ですが、その遠回りこそが実は近道であることをお忘れなく。