感情

コラム

機嫌について|自分の機嫌は自分で取る

2021-02-22

感情はあらゆるところに作用する

人間は、生物の中でも最も進化した部類の生物です。

単純な構造の生物の場合、脳を持っていない場合すらありますが、人間は高度な脳を持っています。

それもあってか、どの生物よりも複雑な感情を持ち合わせています。

感情があるからこそ、そこに人間らしさがある、ということでもあります。

機嫌をよくすることのメリット

感情は「面白いことがあって楽しい」「つらいことがあって悲しい」といった現象や体験したことに対して感じるものもありますが、自分自身が持つ感情である機嫌もあります。

人は自分以外の人間を生きることができませんので、生きている限り、常に機嫌は自分と常に隣り合っているものです。

機嫌がよければその人生は幸せでしょうし、その反対の状態ならば、つらい人生と言えるかと思います。

それは、機嫌が物事の捉え方や行動、あるいは自分以外の人との関係に影響を与えるものだからです。

機嫌が悪いとどうなるか?

機嫌が悪いと、あらゆるものにイライラしている状態になります。

また、自分が機嫌が悪いとして、そのとき、そういう自分を周囲の人も目にしていて、生活や仕事のためにそんな自分と関わらないといけないことになります。

周囲の人にとっては、あまり嬉しくない状態です。

仮に、目の前にライオンがいたとして、そのライオンと接しないといけないとなったら、おそらく恐怖を感じると思いますが、まさにそんな状態を自分で作り出してしまっている状態です。

また、自分自身にとっても機嫌が悪いことで体調を悪くしたり、物事の捉え方を間違えたりして、良いことよりは悪いことがもたらされてしまうことが多いかと思います。

感情はパフォーマンスに影響する

人間は、肉体を持っています。

感情はその肉体のパフォーマンスに影響を与えます。

熱中している状態ならば、多少疲れていてもそんなことは気にならないのに、つまらないと思っていたり嫌だと思っているまま同じことをした場合、ますますやる気を失って結果も悪くなりがちです。

能力、肉体、感情、コミュニケーション

人間には、それぞれが持つ能力があり、それぞれの肉体があり、感情があり、他の人とコミュニケーションを取りながら生きていくことになります。

このどの要素が欠けても、うまくいきません。

「コミュニケーションなんていらない」と思われるかも知れませんが、社会で生きる上で、コミュニケーションを取らないで生きることは不可能ですし、誰ともコミュニケーションを取らないまま生きていくことは、下手をすると認知症を発症したり、あるいは寂しさを常に感じることになって人生を不幸にします。

不機嫌は伝播する

怒っている人がいるとして、おそらくそういう人とは関わりたくない、と思うのが普通です。

また、不機嫌は周囲の人の心にも作用していきます。

(空気が悪くなる、と言えばなんとなくわかっていただけるかと思います)

お店に買い物に行って、そこのお店が悪い雰囲気だったら、いくらそのお店が優れているお店でも、ずっと通いたいとは思わなくなるかと思います。

感情は言葉にせずとも伝わる部分があり、人間は感情に敏感です。

不機嫌であることもまた周囲に簡単に伝わっていきます。

不機嫌は人を遠ざける

ということなので、不機嫌であることは、自分の周りから人を遠ざけてしまうことになります。

そうなると、助けてもらえなかったり、情報が集まらなかったりして、ものもお金も得にくくなったりもします。

良いことはありません。

不機嫌で良いことがあるとすれば、それは「逆境を覆そうとする爆発力」というようなものかも知れません。

ただし、ずっとこの感情だけを持ち続けると、人間が悪いままになってしまいます(一時的なもので収まるのならばいいのですが…)

結局、自分の価値は自分で認めるしかない

機嫌は良い方が好ましいです。

また、自分の機嫌は、自分で管理できるようであることが望ましいです。

誰かに機嫌をとってもらわないと機嫌が保てないようだと、とても面倒な人になってしまいます。

(他の人は、機嫌が悪い人のために生きているわけではなく、それぞれ自分のために生きています)

また、誰かに褒められることを目的としたりすることは、好ましいとは言えません。

褒められない自分を受け入れることができなくなり、周囲の状況に大きく左右されてしまうことになるからです。

自分は自分であり、他の人ではありません。

感情はそれぞれの人の状況によってそれぞれ違っていて、周囲からは自分の本当の内面は見えないのに、外側だけ見て「すごい」とか「だめだ」と言っているだけです。

それに左右されてはいけません。

自らの価値は、自らで認めるしかありません。

自らを受け入れ、自分のできることが増えたか、あるいはできなかったことができるようになったか、といった視点で自分自身を評価する方が、誰かに自分の評価を委ねるよりも安定した生き方だと言えるのではないか?と思います。

独立した個人として生きる上で、機嫌を保つことはやはりとても大事なことです。

(次回に続く)

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