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世の中は不平等だ!
まず、前提として述べておきたいことがあります。
それは、世の中は不平等だ、ということです。
生まれながらに将来、一生困らないだけの資産を持つことを約束された人もいれば、全くの無一文であることを宣告されている人もいます。
生まれた国や地域、性別、置かれた環境、個人の能力、すべてが違います。
学校で教えられた「みんな仲良く」というのは学校でしか通用せず、あくまでそれは理想でしかないというのが現実です。
社会に出てみれば、世の中は弱肉強食の世界が広がっており、お金持ちはますますお金持ちになり、貧乏人はますます貧乏なままでいることが宿命づけられているかのようでさえあります。
世界の歴史は、権力者の横暴をいかにストップさせ、行動を縛りながら平等を実現するか、ということの試行錯誤であった、とさえ言えます。
現在は時代が進んだので、過去の時代よりも明らかに恵まれた世界になっていますが、それでもなお、生きることに苦しむ人が大勢いるというのが現実です。
おそらく、この不平等はどんなに時代が進んでも完全になくなることはありません。
この状態からいかに抜け出すか、ということが大事であり、世の中にそれを期待するよりは自分でなんとかする以外に近道はない、というのが現実です。
お金がない人間が生きていくために必要なこと
生まれながらに一生働かなくても生活に困らない人生を約束された人は、ごくわずかでしかありません。
ほとんどの人は、生きていくために力をつけ(そのために学校に通い)、技術を身につけ、自分を労働市場において何らかの商品にして、それを売ることによって生きていくという地点から出発せざるをえません。
一生そのまま自分の労働力をお金にかえるだけの人生なのか、それとも別の方法を探るかは各個人の考え方ですが、実際には情報が不足していたり、勇気が持てなかったりすることによって多くの人がただ一生、自分の労働力をお金にかえるだけの人生を選択します。
そして、その選択をした人の多くが、一生貧乏なままです。
一方、スタートラインが同じでも、お金持ちになる人は、それ以外の選択をした人たちです。
それは、自分の労働力を売るだけでなく、人の力をうまく借りて人に協力してもらうことによって、自分の時間を何倍にも何十倍にもできた人たちです。
わかりやすい例で言うと、自分で事業を行い、協力者(従業員)を募って、その人たちに自分の労働力以上に働いてもらい、お礼としてお金を与える、という行為です。
(現在では金融投資という方法で莫大な富を築く、という方法もあるかと思いますが、これは個人の能力に頼る部分が大きく、誰でも実践できるものではない、と思います。これはやはりギャンブルで生活するような部分が大きいので、再現性が低いとしか言えないからです)
いずれにせよ、まずは基礎となる力が必要であり、基礎となるお金が必要です。
それを最低限身につけ、保有しない限りは、なかなかうまく行きません。
現状ではプログラミングが良い
では、その入り口として、何を身につけたら良いか?ということですが、おそらく今後の世界でも需要があり、身につけておくと有利で、しかもお金になりやすいとすると、プログラミングの技術を身につけることだ、と思われます。
プログラマーの世界は人手不足ですが、将来的にも人手不足と言われており、どこかに職が転がっています。
日本の場合、プログラマーは労働時間が長く、労働環境としては大手企業に比べて良くない、という理由で敬遠されてしまうことがあるかもしれませんが、海外に目を向けるとプログラマーはとても待遇が良い職業です。
それに、技術があれば、個人で仕事を請け負って生きていくことも可能です。
それに、時間と費用をかけて技術を習得しさえすれば、失われることがありません。
さらに言うと、実際の作業は参考となるプログラミングの例をネットや参考書から探し出して、それを自分の行っている作業にアレンジする、ということが多い世界です。
ゼロからイチを生み出す作業ではありません。
すでにあるものを応用していく作業だったりすることが多く、ゼロからイチを生み出すよりも苦労は少ない、と言えます。
難しい=参入障壁
また、プログラミングは難しい、という風潮があります。
ある程度はそうかもしれませんが、逆にこれが多くの人から敬遠される原因となることにより、参入障壁となります。
初歩から理解を積み上げていけば、一般的に言われるほど難しいことは無いというようにも思えます。
しかも、能力さえ身につければ、初めから敬遠していた人たちの何倍も有利な立場に立つことができる、ということになります。
(確かに、考え方を理解するのに時間がかかる人もいるということは事実です)
下りエスカレーターと上りエスカレーター
仮に、ものすごい勢いで下り続けていく下りエスカレーターに乗っていながら上を目指そうとしていると、自分が駆け上がっているのに上まで到達するのに苦労することになります。
その逆だと…?
きっと下りエスカレーターの状態よりは楽に上まで駆け上がっていくことができるはずです。
自分が行う仕事が置かれている状況によって、将来の到達地点がある程度決まってしまう、ということです。
プログラミングの世界は、下りエスカレーターではありません。
きっかけを掴め!
大事なことは、プログラマーになることではありません。
きっかけを掴むことです。
何も持たない者が苦労しないで生きるためには、実力を蓄え、資金を蓄えていくしかないのです。
その糸口として、私はプログラミングを取得すると良い、と言っているだけであり、違うものであっても構いません。
さて、糸口が掴めたら、そのあとは能力を高め、お金を得る努力をしましょう。
そして、そのお金の中から、自分を助けてくれるものとなる仕組みを作りましょう。
それは例えば、金融資産であり、あるいは自分の事業になります。
これが育っていけば、自分の労働を少なくしても生きていけるようになります。
これはつまり、労働力をお金に変えて生きるだけではなく、自分で作った集金マシンがお金を生んでくれる状態です。
どうしても無理な場合(スキルを生かすということ)
プログラミングは自分に合わないので無理だ、という場合もあります。
そんな時は、自分のスキルを生かすということが大事かと思います。
スキルといってもいろいろあります。
人はそれぞれが違う存在なので、何らかの強みと弱みをみんな持っているものです。
その強みを磨き、弱みをなんとかしたいと思っている人に働きかけていけばいいのです。
およそ世の中は、悩みを抱えているか、何かが欲しいと思っている人に分けられます。
人の悩みを聴いてアドバイスを与えるという仕事も成り立ちますし、あるいは人の代わりに何かをしてあげるという仕事も成り立ちます。
人より特徴的な声をしている、人よりも強靭な精神力を持っている、判断力に優れている、知識を豊富に持っている…なんでも構いません。
それを磨いていくことによって、あなたは何もない状態から抜け出すチャンスを得ることができます。
できれば、自分がそれを行うことが苦痛ではなく、世の中のニーズがあり続けるようなものであると、さらに良いと思います。
人間の個体差はそれほど差がない
人間は、生物としての個体差はそれほど差がない、と言われています。
それなのに、極端なお金持ちもいれば、その逆の人もいます。
両者を分けたのは、自分の持っているものを生かし、さらにそこで得たものをどうやって活用したか、ということです。
何でも完璧にできる人が1人で何かやるよりも、できることが限られている人10人が知恵を出し合って協力した方が明らかに残せる成果は多いはずです。
個体差の問題より大きいのは、自分の持っているものの生かし方であり、周囲をどれだけ巻き込んだか、ということであり、能力とお金をどうやってうまく利用したかにかかっています。
これに時間による複利の効果を付け加えれば、どんな人でも誰にも追いつけないほどの富を築くことは不可能ではありません。
できないのは、誘惑に負けたり、可能になるまで行い続ける粘り強さがないからだったりします。
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