よつばの日記帳

学年ビリから1年半で大学に合格する方法|その3|受験までのこと

2020-06-19

その後の経過

高校3年生になると、有名な予備校が実施する全国模試を1ヶ月に1回は受けることになりました。

他の都市部の事情はわからないのですが、私の通った学校では、全国模試については学校側でスケジュールを組んで受験するような態勢になっていました(他の地域の事情は知りません)

なお、3年生の5月時点の模試でいい結果が出たあとはどうだったかというと、正直なところ、伸び悩んでいました。

原因は不明ですが、再び体調が悪化していったことが背景にあったかと思われます。

思いがけない不運

体調悪化は、思わぬ事態を巻き起こすことになりました。

センター試験直前期になってから、私は再び学校に通えない状態になってしまっていたのですが、療養しているだけなのに、学校側から理屈がわからない難癖をつけられたのです。

「みんなが学校に来て勉強しているのに、あいつだけ1人、自宅学習している」と。

よくわからないのですが、そのことが原因で私が知らないところで問題でも起きたのか、私は学校側からセンター試験を受けてはいけない、受けたら卒業させない、という通告を受けます。

他の生徒から、1人だけ特別扱いだ、という声でも巻き起こったのかは定かではありませんが、もしそんな理屈が通るなら、悪平等というものでは無いか、といまでも思います…

センター試験の受験料も払ったのだし、受験してはいけない理由なんてないはずなのに…

センター試験の受験項目には、少なくとも私のような事情を持った人間が試験を受けてはいけない、ということは一言も書かれていません…

何が目的でそういうことになったのか訳が分からないままですが、私はセンター試験を受けないことにしました(センター試験と関係ない私立大学も受験しないでおこうかとさえ思った)

もう、半ば自暴自棄になっていました。

かなりショックを受けたと同時に、人間不信にもなりました(基本的にそれはいまでも変わらないようです)

受験期

もう、そうなってくると、私の中では高校を卒業することも、大学にいくことも、なんでもいいや、という気分でした。

学校組織に対しては不信感しかありません。

勉強どころではなく、ボロボロの状態でした。

たまたま、志望校には合格できましたが、私は高校の卒業式さえ出席せず、卒業証書は担任の先生の自宅で受け取りました。

こんなことになるくらいなら、高校になんて通う意味はなかった、とさえ思いました…

自分1人で勉強していた方が、よっぽど良かったのではないか、と。

最悪な高校3年間だった、と現在でも思っていますが、救いがあるとしたら、ひどい状況に置かれても、私の味方をしてくれた人もいた、という事実だけです。

教育を行う人たちの集団が、問題を抱えた生徒に対して牙を剥くことさえある、という事実を知ったこともまた、忘れることのできない事実です。

さらにいうなら、教師の関心は生徒に教える内容を伝えることだけで、本質は自己の保身しかないのだ、ということもよくわかりました。

そもそも、よく分からない理屈がどうしてまかり通るのか?

このことは、いまだに深い傷となっています。

(次回に続く)

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