本を読む場合、電子書籍も有力な選択肢になってきました。
今回は、電子書籍を読む場合に便利な端末とサービスの選び方についてです。
目次
電子書籍に適した端末
やはり、電子書籍で本を読む場合、Kindleが良いです。
これは、Kindleがサービスとして大きく広がっており、読書専用であるKindle端末を利用すれば余計な通知が表示されないメリットがあるからです。
もちろん、iPadでも良いのですが、集中して本を読む、という点においてiPadはそれを邪魔する要素が多すぎる、という印象があります(高機能ですが…)
Kindleのメリット・デメリット
サービスとしてのKindle
サービスとしてのKindleは、Kindle本を出版するシステムもあり、自費出版の代替としてKindleで作品を公開する人も多く、コンテンツが今後も増えていくことが予想されます。
紙に印刷された本よりもKindle版の電子書籍の方が値段が安いことが多く、インターネットに接続できればどこでも本が購入できるメリットもあります。
Kindle Unlimitedという定額読み放題サービスも存在します。
サービスとしてはメリットばかりですが、デメリットがあるとするなら、現状(2021年4月)ではKindleで本を出版する場合、サービスの使い勝手が悪い、ということくらいです。
読書端末としてのKindle
読書端末としてのKindleのメリットは、専用端末なので余計な通知が入らないということです。
しかも、端末の価格が安いのも特徴です(画面は白黒で、基本的な機能に徹しているためか、グレードの1番低いiPadと比較した場合、Kindle端末の価格はiPadの3分の1ほど)
また、1回充電しておけば、割と長くバッテリーが持ちます(画面の明るさによって変わってきます)
サイズもコンパクトで、マンガ本1冊くらいの大きさしかないので、場所を取りません。
Kindle端末には目に優しいKindlePaperwhiteという機種もあります。
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB ブラック 電子書籍リーダー
デメリットは、端末の反応速度がやや鈍いということです。
画面もモノクロです(これは、値段を抑えたことで犠牲になった部分かと思います)
Kindle以外の選択肢
iPadの場合
iPadで電子書籍を読む場合、iOS版のKindleアプリがあります。
これをインストールすれば、iPadでKindle本を読むことができます。
また、Appleのサービスであるブックストアもあります。
Appleを利用する場合、このブックストアで購入したコンテンツをファミリー共有機能で家族でシェアすることもできます。
ただし、電子書籍を読む端末としては、iPadは無駄が多いとも言えます。
理由は、読書中にメールやアプリからの通知が表示されることで、読書に集中できないからです。
しかも、読書を邪魔する誘惑が多いことも、iPadが読書に向かない理由となります(読書だけする、と心に決めて、通知もオフにして使用する意志の強さがあれば問題ありませんが、毎回読書するたびに設定をするのは面倒)
iPadは高機能で、処理速度も早くてとても良いのですが、読書という目的で使うにはやや無駄が多すぎます。
それ以外
それ以外の端末を利用する場合は、専用端末であることがカギになります。
(おそらく、日本国内で他に考えられる端末は楽天koboになるかと思いますが、私はkoboの端末を利用したことが無いので使い勝手が判断できません…)
注意点
電子書籍端末は、必ずサービスと一体で考えるのが良いでしょう。
大手出版社が電子書籍サービスを運営していますが、サービスとしての広がり方、将来性、アプリの使い勝手、電子書籍の価格という面を考慮して利用することが大事です。
なお、私も数社のサービスを利用してみましたが、利用するのはせいぜい2つか3つ程度にしておいた方が良い、と思います。
まず、Kindle以外の場合、端末に問題があります(通知が入って集中が途切れる問題)
また、サービスがバラバラになることで、読みたかった本がどこの会社のサービスだったかわからなくなることがあります。
さらに、マイナーな電子書籍サービスの場合、下手をするとそのサービスが途中で打ち切られてしまうのではないか?という恐れもあります。
電子書籍を割引で購入できるキャンペーンに釣られていろんなところで電子書籍を購入した結果、管理しにくくなることがあるので、ご注意ください。
それを防ぐためには、本命のサービス1つ、サブで1つ、ジャンルが違う特化型のサービスを1つ(マンガだけ、など)という形にしておくと、管理しやすくて良いかと思います。
(私の場合、Kindleと楽天kobo以外では買わないようにしていて、楽天koboはパソコンの画面で読んでも構わない本だけを購入するようにしています)
ネット時代の読書
インターネットが普及した現代では、本を手に入れる方法はいくつもあります。
紙に印刷された従来の形の本を読む方法もありますが、電子書籍を読むという方法も存在します。
紙の本の場合、書店に行っても欲しい本が無い場合もありますが、ネットで注文すれば手に入る可能性が高いのと、古本ならば価格を抑えて手に入れることができ、ネットで探し出すこともできます。
電子書籍は、以前は端末が使いづらかったりしましたが、現在ではだいぶ改善されてきていますし、購入すればすぐ読むことができるのも大きなメリットです。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、場面に応じた使い分けができるということで、選択肢が増えたことは歓迎すべきことだと感じます。