楽をしながら稼ぎたい!
人間、おそらく誰もが1度は「楽をしながら稼ぎたい」と思ったことがあるはずです。
何もしなくても生きていけるだけの資産、あるいは何もしなくても生活していけるだけの定期的な収入、そんなものがあれば、毎日生きるために働く、ということはしなくても済みます。
職場に行くのも、すべては生きていくためのお金を得るためであり、最低限度の収入が確保された上でようやく仕事の意味や人生の目的、というものを自分の働き方に意味づけていく、という部分がやはりあります。
よく「食べていくために」働く、と言う人がいますが、実際にただこれだけのために働いていると、本当に労働は生きていくための手段で終わります。
理想を言えば、その逆であることが望ましいと思います。
すなわち「働くために」食べる、という状態です。
働くために食べる、という状態は、食べるために働く状態よりも精神的に余裕がある状態であることが感じられますし、目的とするものが「働くため」という時点でとても意欲にあふれている状態だと言えるはずです。
ちょうどそれは、自分の意思で働いているのか、誰かの言いなりで働かされているのか、という違いです。
苦労することは美徳ではない
労働が苦痛だ、というイメージがとても根強くあります。
確かに、働いていると、辛いことはたくさんあります。
ですが、中には苦労しないで働いている人もいます。
厳しい肉体労働を課せられて精神的にもつらい職場にいる場合は、労働は苦痛です。
ですが、違う働き方の中には、おそらく生き生きと生活しながら働いている人もいるはずです。
いまだに昔の運動部のような考え方で「苦労することが偉い」と考えている人もいるかもしれませんが、はっきり言って、苦労それ自体と仕事が上手くなるかどうかは別の話です。
練習を重ねる、という意味での苦労と、ただ単に同じことの繰り返しをさせられていることの苦労は質が違いますよね?
機械を使えば簡単に終わる作業を、わざわざ人海戦術で時間と体力を消耗するやり方でやらされて、その苦労が偉い、と言われても、偉くでもなんでもないですよね?
苦労の中身を吟味することなく、苦労することが偉い、と思う人が多いのならば、その環境は精神論がまかり通っている職場であり、さらなる苦労を強いられる可能性が高い、と思います。
そんな無駄な苦労をするくらいなら、実践的な場とトレーニングの機会を与えてもらえる環境にいた方がよっぽど早く成長できます。
苦労することそれ自体を偉いと思うことは、やはり危険です。
何もしなければ何も得られない
では、楽して稼ぎたい!と思っていながら、何もしないままだと、死ぬ頃になっても何も得られないでしょう。
世の中にいる成功者たちは、自分から行動し、その結果「楽して稼げる」ものを確保したからこそ、楽して稼げているのです。
その中身は、事業であったり、自分で働かなくても収入が得られる集金マシーンのようなものを持つことによって実現できます。
それを作り上げるためには…やはり自分で学びながら理解し、自分なりに作り上げていくしかありません。
楽をするために必要になるもの
楽をするためには、時間がどうしても必要です。
また、なんらかの力を身につける必要があります(自分が踏み入れようとする世界で生き抜いていける"武器"に当たるものです)
これは、必ずしも会社に就職するために必要な学位やスキルであるとは限りません。
(プログラミングが実際に書ける、とか、人気がある萌えキャラのイラストを描ける、ということは、資格で測れるものではありません)
自分にとっての強みは、誰かにとって憧れを持つほどに欲しいものであることがあります。
そんな自分の強みを磨いていくことにこそ、楽をしながら生きていくためのヒントがあります。
自動化、分身となるもの
楽をするためには、自分以外の人や仕組みが動いてくれて自分に収入をもたらしてくれるものを作る必要があります。
人を雇う、会社を経営する、著作物を制作する、教科書や教材を作って販売する、動画を作る、土地や不動産を手に入れる、資産を作る…
みんなこれらは、自分1人24時間しかない時間を何倍にも増やしていく手段であり、自分以外の人やものやお金に働いてもらって生活していけるだけの収入を得ていくためのものになります。
これを作り出せるかどうかが大きなポイントです。
稼いだものをそのまますべて消費していると、ずっと自分で稼ぎ続けないと死んでしまいます。
一方で、稼いだものの一部をさらにお金を稼ぎを出してくれるようなものに投入し、それを育てていくことができれば、やがて自分で働いて稼ぐもの以上の収入をそこから得られるようになります。
こういうものを作り上げたり確保できるかどうかで、人生が楽になるかつらいままかが決まります。
やっぱり楽して稼ぎたい!!
結論をいえば、やっぱり楽して稼ぎたい!!が本音です。
ただ、いきなりそれを叶えることは不可能です。
どうせ働かなければならない(仕組みを作らなければならない)のなら、若くて体が元気で頭が柔らかいうちに働いて、自分なりの「金の卵を産むにわとり」を作り上げましょう。
そうすれば、体が動かなくなる年代になってから無理して毎日肉体労働をする必要はありません。
人間はいずれ死にます。
その時々で条件が違ってきますが、基本的に若い頃は体が元気でお金がなく、年老いた頃は体が元気ではないけれどもお金がある、という状態になっているはずです。
(不景気な時代が長く続き、経済的に豊かだとは言えない状況が生まれているので、年老いてもお金がない、ということも普通にあることです)
それぞれの年代での戦略を考えて、若い頃、中年、リタイヤ後の生活をイメージしてみてください。
人間は最後に、死にます。
その地点から逆算して、体が動くかどうか、お金はあるかどうか、時間はあるかどうか、といったことを考えつつ、どのように生きれば無理なく幸せに生きていけるかを考えてみましょう。
そうすると、これから何をしないと後々困るか、ということが見えてくるはずです。