ここでは、技術革新に伴って大きな影響を受けた職業について取り上げたいと思います。
電話関係
電話交換手
事務系・コンピューター系
キーパンチャー
タイピスト
グラフィックデザイン関連の仕事(DTPの出現で大きな影響)
今後消えていくかもしれない、とされる主な仕事(抜粋)
銀行の融資担当者
電話オペレーター
給与・福利厚生担当者
レジ係
電話販売員
データ入力作業員
薄記、会計、監査の事務員
といった仕事が挙げられます。
いずれも、コンピューター周辺の仕事だったり、コンピューターが代わりに業務をしてくれる可能性が今後高い職業ばかりです。
この傾向から、
- 技術の進歩が早い職業は、影響を受けやすい
- 分析する仕事の場合、今後はコンピュータ化されにくい分野を開拓していく必要がある
- 技術の進歩が早い商品を販売する仕事は、大きな影響を受ける(消える可能性もある)
- 技術的な仕事は、その進歩とともに単純な内容の仕事は消えていく
- そもそも人間がコンピューターに合わせていたことで成り立っていた分野については、コンピューターの進化に伴って必要性が少なくなっていく
と考えられます。
裏を返すと、
- コンピューターが実現できなかったことが今まで仕事として成立していた
- それまでの仕事とコンピューターの隙間を埋める仕事が仕事として成り立っていた
- 新技術であるがために扱える人がいなかったり、やり方を教えたり、技術力を提供する形で成り立っていた仕事というのがやはり存在していた
と言えそうです。
教訓
AI技術が発展していくことで、今ある仕事は消滅したり、職をコンピューターに奪われる人が多く発生するだろう、とされます。
シンギュラリティ(技術的特異点)という言葉があります。
1000ドルで手に入るコンピュータの性能が全人類の脳の計算性能を上回る時点のことをシンギュラリティ、と呼びます。
シンギュラリティが訪れるのは、2045年ごろだ、と予測されているそうですが…
あと25年経つと、2045年になります。
今の20歳は、25年後に45歳です。
将来、自分の仕事があるかどうかは、正直、予測できません…
一生、同じ仕事をしている、と言い切ることは難しいでしょうし、同じ会社でずっと働き続けることも、そもそも不可能だと考えるのが自然です。
会社そのものが、無くなっている可能性だって高くなりそうです。
過去の常識が通用しないのはもちろん、未来においては未来の生き方に従うしかない、ということになりそうです。
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