リアルで考えた場合(お店を例に)
リアルもオンラインも考え方はそれほど変わらないはずですので、ここでリアルな世界にお店を出している場合を例に、販売に与える影響を考えます。
お店の立地
お店がある場所が好立地なところならば、自然と人の目につきやすいことになります。
お店が道路沿いにあって、車が入りやすく、駐車場が広く、周辺にも便利なお店がいくつもあって…となると、その逆の条件のお店に比べたら人が集まりやすくなるかと思います。
車でお客さんが入ってこない街中だとしても、歩行者の通行量が多ければやはり同じことが起きることになります。
提供する商品
売り物が魅力的ならば、それを欲しいと思う人がどこかにいるはずです。
人は何らかの問題を抱えていて、それを解決したい、現状を変化させたい、と思っているからこそ商品を買います。
商品がそういう意味で需要があるとするなら、おそらく継続して売れていくことにもなるはずです(好みが変化することはあるので、何十年も売れ続けることはなかなかないかもしれませんが…)
業種
お店がどんな業種なのかも、販売に影響を与えます。
飲食業の場合、お客さんが入ってきてもらうことが大事です(人が流れ込んできてくれることが大事な業種、と言える)
逆に、単価が高くなかなか販売量が確保できない商品を扱っている、という業種もあります(例えば、宝石店、お墓や仏壇を売るお店など)
食品スーパーなどを見ても、生活必需品の単価は安い傾向にあり、生活に必要なので頻繁に通うことになりますが、車や宝石、お墓、仏壇といったものは頻繁に必要になるようなものではありません。
ですので、これはお店の多さにも反映されます(あちらこちらにお墓を売るお店があっても、需要が食料品ほどは多くない)
ここから言えること
ここから言えることは、どの場所に、どのような種類の、どんな商品を出す店を展開するかが問題になってくる、ということです。
オンラインにおいても、流入しやすい場所に、需要がありそうな種類の魅力的な商品を出すことができれば、結果は変わってくると言えます。
この場合、流入しやすい場所というのは、スマホに対応した画面サイズのwebページやブログやECサイトになるはずですし、操作しやすい大きめのボタンが設置されていたり、文字が見やすかったり、スマホで扱いやすい工夫がされていると、スマホで扱うのにはとてもマッチしている状態です。
(そのほかに、そのサイトが人気があるか?ということも影響してきますが、また違う時に記事にしたいと思っています)
人の集まるところ、モノと情報とお金が生まれる
現実にある都市を見ても、栄えている都市は古くから交易が活発な土地だった場所だったりします。
土地が住みやすかったり、災害が少なかったり、肥沃な土地だったり、そうした理由があって人が集まっていると、富が生まれ、流通が活発になります。
そうした場所であると、やはり人やモノや情報が集まってくることになり、ますます集まっていく度合いが高くなっていくことにもなります。
ただし、ある程度高くなりすぎると、今度は家賃が高くなったり、競争が激しくなったり、種々の問題が生まれていくことにもなります。
そうした理由で次第に中心から離れた場所で仕事をしよう、ということで人やお店が分散していく、ということも起こります。
あるいは、収穫逓減という問題もあります(詳しくは、各自でググっていただいたりしてお調べいただくことを望みます)
集中しているところから少し距離をとる、という方向はこのように理にかなったところがあると思いますが、最初のスタートラインを人がまったく集まらない場所からスタートさせることは(目指すものにもよりますが)何らかの有効な戦略を持たない限り大変ではないか?とも思います。
オンラインの利点
オンラインで何かを展開する場合、リアル世界に比べると、びっくりするくらい安い費用で何かを始めることができます。
レンタルサーバーを契約し、そのサーバー上にwebページを作成する、それだけで見ても、実際に店舗を借りて店内の内装工事をして…という場合に比べ数百分の1の金額で済みます。
オンラインであるため、そのページが検索されやすいかどうか、ということも問題になってきますが、少なくとも、基礎部分を作るための費用は格安で済んでしまいます。
ただし、検索エンジンの検索アルゴリズムが変更されて、それまで入ってきた人が入ってこなくなる、というリスクも存在します。
オンラインの場合、環境変化の激しさ、テクノロジーの進化のスピード、さらに、問題が発生した場合に生じるリスクの問題も考慮すると、リアル世界に比べてスピードが早い、と言えます。
ですので、それに対応し続けていくことが必要になります(もちろん、ずっとオンラインだけでやっていこうとするならば、ということではありますが…)
新陳代謝のスピードがリアルとオンラインでは違う、ということも考慮しておいた方がいいのかもしれません。
まとめ
人を相手にしている以上、人の行動を観察することがとても大事になります。
その1つとして、人の流入経路を意識することがとても大事だ、と言えます。