活字

よつばの日記帳

活字媒体|やっぱり紙が1番か?

2020-07-08

活字メディア

私は中学生以後、本を読むようになったのですが、どうしても本をもっと便利に読みたい、という欲求が現れてきました。

 もちろん、紙の本でも構わないのですが、電子データには電子データの良さがあります。

  • 場所をとらない
  • 何冊でも持ち歩くことができる
  • 著作権切れの本は無料で読める
  • 検索やページ送りが簡単にできる
  • 物理的に損傷することがない
  • 文字の大きさを変えることができる

といったことです。

大学受験が終わり、ノートパソコンを手に入れたことあって、私の中でその機運はますます高まっていきました。

(高校生の頃から古本屋をまわるようになり、本がどんどん増えていく不便さを感じるようになったのも理由の一つ)

読書媒体としてのパソコン

1999年、私は学生になり、ノートパソコンを手に入れます。

当時のノートパソコンは性能が現在よりも低かったので、画面も今ほど細かな表示ができたわけではなく、本体も大きめでした。

しかも、当時のパソコンは起動が遅く、電池もすぐに終わってしまい、電源がないところではなかなか単独でつかいづらいところがまだありました。

インターネット環境も整っていなかったので(そもそも、ケータイは流行り始めていたけれど、データ通信端末としては使用されていなかった)、外部でインターネットをしようとする場合は有線LAN端子を探す必要がありました。

どこでもインターネットに繋がる環境ではなかったので、欲しい時に欲しい情報をいつでも安く手に入れるにはもう少し時を待つ必要がありました。

変遷(覚えている限り)

ちなみに、当時、インターネット上では有料で電子書籍を販売しようという動きはあったものの、まだ黎明期であり、たとえ有料で購入してもハードウェアデバイスの関係で読むのに苦労するような状態でした。

重たいノートパソコンを抱えてその画面を追っていく、というのはちょっと使い勝手が悪いので、電子書籍は普及に時間がかかったように思います。

そんな環境にありましたが、著作権切れの書籍を電子データにして公表する青空文庫の取り組みはすでに始まっていて、私も何冊もこのサイトを経由して本を読みました。

青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/

この青空文庫のデータを読むために当時使用していたのが、T-Timeというソフトです。

T-Time https://www.voyager.co.jp/support/T-Time/

当時、私はこのソフトを自分のノートパソコンにインストールし、画面上でページをめくって本を読んでいました。

私の場合、この時代が都合7年くらい続くことになります。

PSP

その後、私はPSPというゲーム機を所持します。

PSPはゲーム機ですが、いろんな非公式の使い方ができたゲーム機でもありました。

なお、使い方は、青空文庫のデータをパソコンにダウンロードした後、その文字情報をT-TimeでPSPの画面サイズのフォーマットにして、画像で出力する、という手順を踏みます。

出力した後、メモリーカードにコピーして、PSPに差し込んで、画像ビュワーで読む、ということになるのですが、確かに面倒な作業ではありました。

それでも、私はPSPを使って50冊以上は辛抱強く読書した記憶があります(無料につられて…)

「読みたい」欲求が不便さを乗り越えたような気がしますが、やっぱり不便でした。

大転換 iPad以後

その後、次第にインターネット環境が整っていき、無線LANがどこでも利用できる時代になってきます。

電子書籍サービスも充実してきて、手軽にネットから本をデータで買うことができるようになりました。

さらに、読書媒体も大きく変化しました。

iPadに代表されるタブレットの登場です。

私はiPadminiを利用していますが、文章を読むための機械として利用することが多いです。

どこでも持っていくことができて、起動も早いし、本に近い感じで読書することができるのだから、やはり過去の機材に比べると格段に便利になりました。

感想:やはり紙に印刷されているのが1番

このようにいろいろ使ってきてみたのですが、最終的な感想では、やはり紙に印刷されている本が1番です。

ちょっと拍子抜けする結果ですが…

紙の本の利点としては…

  • 紙の本じゃないと現在のページの位置が本全体のどの辺にあるか、というページ感覚を掴めない、
  • 目に優しい、
  • 本の内容だけに集中できる、

ということです。

かさばったり、同時に何冊も持って歩けなかったり、という不便さはありますが、やっぱり本は紙の本が1番だ、と思います。

長く愛されてきたのには理由がある、というところでしょう。

電子書籍はすぐ手に入るので、書店を超える便利さを実現しているのも事実ですが、紙の本じゃないとできないこともあるので、両者とも頑張って欲しいところです。

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