投資の考え方
投資は、なんのためにあるのか?
お金をどこかに投入して、投入した以上のお金、あるいはお金以外の何かを手に入れるためです。
投資は期間が必要になるもので、いわば畑に種をまいてそれが育つのを待ち、収穫する、というくらいの気持ちが必要です。
短い期間で利益が上がるものは、投資とは呼ばず、投機やギャンブルです。
今日のパンか、将来のパンか
投資のイメージは、目の前ですぐ必要となるもの(今日のパン)ではなく、将来必要になるもの、将来のためにとっておくもの(将来のパン)になります。
砂漠の真ん中に急に放り出された、とします。
そこでとりあえず生きのびるためには、水が必要なはずです。
この状況で投資は必要ありません(まず生き残るために水を飲まないと、死んでしまう)
このように、目の前にある危険、危機に対する防御策として、投資という行為は役に立たない場合があります(お金があれば危機を回避できるかもしれませんが、それは投資の結果得られたお金がある場合であり、これから投資をしようとする人の場合は当てはまりません。お店がない場所、お金が使えない場所、誰も協力してくれない場所にいる場合は、お金があっても役に立ちません)
投資は、将来に効いてくるものです。
投資する分のお金はいま使えなくなりますので、我慢を強いられることもあります。
投資はいまを生きるためのものではなく、将来を生きるための方法です。
投資をしないと将来を失う
投資はすぐに必要ないものですが、投資をしないと将来を失います。
もちろんここで「将来のことなんてわからない」という立場も確かにあります。
投資をしても、投資家が将来のことをすべてわかっているかと言われれば、決してそんなことはありません(誰も100パーセント把握しているわけではありません)
ただ、それでも投資をしているのは、投資することによって自分の将来の安全や安心を得たいと思っているからです。
それに、その日稼いだお金をすべて使ってしまうような生活をしていると、体が動くうちはいいですが、体が動かなくなった時、あるいは収入源が環境の変化で十分な収入を得られないものになってしまった時、大きな打撃を受けることになってしまいます。
その日稼いだお金のすべてを投資に使え、ということでもありません。
生きていくのに必要な分は必要な費用として使い、余った部分を投資に使う、というスタンスが大事です。
無理は禁物であり、リスクをとる場合は失敗しても致命的な損害を受けない範囲で行う方が身のためです。
投資のはじめ方
投資をこれからやってみよう、という方は、覚えておいてください。
①自分で情報収集して②ネット証券口座を開設する、ただこれだけで投資がはじめられます。
証券会社や銀行に相談に行くのはおすすめできません。
彼らと仲良くなることが得になる場合もありますが、ほとんどの場合、こちらにとってデメリットになる商品しか勧めてきません(こちらの財務状況も握られてしまいます)
(実際に私の知人は、銀行に勧められるままよくわからない外貨建ての投資信託を購入させられて大損した、と語っていました)
いまは調べれば情報は得られます。
近くの銀行や証券会社にいるセールスマンよりも、実際に成果を上げている投資家などが書いた本・発信している情報の方が、やはり信頼に値することが多いと言えます。
ですので、そうした情報を自分から求め、そこで得た情報を元に実際に取引を行う口座を開設して、銘柄を実際に買ってみることが大事です。
方法としては、基本的にこれに尽きます。
取引に参加できる資格はほぼありません(あっても証券会社の口座開設時の審査くらいなもの)
まずは、未来への扉を用意しましょう。
(次回に続く)