スーツ姿の男性

コラム

書評|非常識な成功法則|神田昌典 著

2020-11-09

非常識な成功法則 要約

  • この本は自分の才能を開花させるために必要な考え方・行動について書かれた本。
  • 世の中に溢れる成功本の多くは、お金を儲けることに成功した人が自分の過去を振り返りながら自分自身を謙虚にさせるために反省を込めて、あるいは成功した人がさらに成功するための方法を書いた本が多い。
  • ただし、お金がない状態では、これを頭に入れてもあまり効果がない。
  • 大事になるのは、お金の問題と心の問題を分けることにある。
  • 「お金が全てではない」と説く本や成功者は多いが、やはりお金がないと前には進めない。
  • 自分の中にある「悪」のエネルギーを活用し、短期間で金銭的安定軌道に乗って、それから心を豊かにするという方法を著者は勧めている(逆に「お金」も「心」も両方を一気に目指そうとするからうまくいかないし遠回りすることになる)
  • 「悪」のエネルギーとは、嫉妬や怒りの感情のこと。
  • ただし、こればかりでやっていくと人生によくないので、あくまで短期間だけこの感情を利用する(短期間で成果をあげるようにする)
  • 安定軌道に乗ったら、心を豊かにしていく(この方法をとった方が最短でお金と心の問題を解決できる)

本で紹介されている方法

  • やりたいこと、やりたくないことを明確化する。
  • 目標を紙に書く。
  • 自分に(一種の)催眠をかける。
  • 目標を書いた紙を常に見返して目標を意識し、やるべきことを心に問いかける。
  • 肩書きをつけ、なりたい自分になる(同時に、外見や持ち物を変えたりする)
  • 情報を頭に入れる(読書など)
  • 付き合う人と環境を変え、成功者に「自分と付き合うとメリットがある」提案をする。
  • 営業の技を身につける。

細かな方法については、本を参照していただくことをおすすめします。

感想

自分に催眠をかける、ということは、ほかの成功者でも語っていることであり、とても効果がある方法なのかもしれません。

もしかすると、現実に行動を妨げるのは、自分自身の考え方が原因となる部分が大きく、それはもしかすると、脳の作用と言えるのかもしれません。

脳を意図的に騙しさせすれば、それまで不可能と思っていたことは可能と思えるようになり、その意気込みで取り組めば成功率が上がっていくので結果的に成功していき、さらに同じようなことがずっと繰り返していくと…

これが成功が続いていく好循環になっていくのだと思います。

人間の意識や自己イメージが自分自身の存在を決めてしまっている、ということになります。

(以下、余談ですが…)

私は仕事を退職して、ハローワークに通い、実際に職業情報を検索したりしたことがあります。

ハローワークは職を失った人が行く場でもあるせいか、少し刺々しかったり、自信を失っていたり、困っている人が多くいる、という気がしました(当時、確かに私も同じような気持ちがありました)

また、失職している当時の自分を振り返ってみても、目の前にある仕事というのはだいたいが条件が悪かったり、給料が低かったりするような仕事ばかりで、将来を悲観しがちになりました。

私は当時、この現実を受け入れ、この状態からいかに抜け出していくかが人生において大事だ、と感じていました。

人間の潜在意識の割合は90パーセントを超える、と言われています。

つまり、自分で意識できるような見えている部分(顕在意識)は10パーセントもない、ということです。

考え方さえ変えることができれば、行動が変わっていき、結果として現実を変えていくことができるー

失職したり、あるいは変わらない現状に苦しむ状態に置かれ続けている最中では考え方を変えるということを実行するのは難しいと感じがちですが、考え方を変えられるかどうか、問題はそこにあるとするなら、人生や状況を変えていくことはそんなに複雑なことは無いのかな?という気もします。

その後、私は雇用されないで生きようと思い、活動をはじめました。

何を幸せと感じるかは人それぞれありますが、きっと同じ考え方をしていたら、私もどこかに雇用されて生きる道を選んでいたかもしれません(現在のところ、収入の面では以前よりも厳しいかもしれませんが、生きるという点ではとても楽になりました)

考え方を変えるための方法はかなり原始的なものもあり、見方によっては「くだらない」と思ってしまうような些細なことだったりもします。

そうした「くだらない」と思う気持ちを乗り越えて、粛々と実行できるかどうかで人生が大きく変わってくる、ということです。

うまくいっている人ほど、些細なことを大切にしていて、「くだらない」と他の人が思うようなことを誰よりも真剣に行っていて、成功するかどうかはその積み重ねができるかどうかだけなのかもしれません。

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