ドーナツ

よつばの日記帳

食費1万2000円耐久生活|学生時代の思い出

2020-07-08

食費は1万2000円

私は、大学進学のために東京の外れ、東京都町田市と神奈川県境の辺境の地に約4年間住んでいました。

なお、途中、私は体を壊して1年間休学しています。

大学4年生の10月ごろには目処が立ったので、部屋を引き払って田舎へと帰りました。

通算では4年も東京にいなかった計算になります。

その東京にいる間、私の1ヶ月の食費は1万2000円でした。

下宿した場所

私がアパートを借りた場所は、大学の所在地のすぐ近くでした。

交通機関はバスくらいなもので、食品スーパーが近くに1店舗、他にコンビニが1店舗(途中でもう1つできた)あるだけの、東京だけど辺境の地でした(地元のみなさん、ごめんなさい💦)

東京都町田市●●町(念のため伏せておきます)という場所だったのですが、住宅地図さえも端っこの扱いで地図上では確認できないような場所でした。

移動は引越しの時に一緒に運び込んだ自転車が頼りです。

バイクでもあればまだ行動範囲が広がったのでしょうが、当時の私にはおそらくバイクを乗ろうという気すらなかったように思います(関心がなかった)

最寄駅までバスで20分くらいかかったような気もします。山と山の間に校舎があり、裏はどこかのゴルフ場があるくらい、緑の深い場所でした。

陸の孤島の楽しみ

もう、娯楽はありません。

東京にいる間、1度も映画館で映画をみることはありませんでした。

テレビも電波が悪く、映らない局もありました。

そんな場所での楽しみといえば、もう学校まで行って図書館で本を読んだりするか、食事だけです。

本はたくさん読みました。

一方の食事に関しては、自炊していたのですが調理器具に限りがあり、アパートのためできないこともあり(魚を焼くと臭いが充満する、など)、限られたレパートリーの中でたた栄養を取るためだけの食事に徹していました。

なお、学食があるだろう?と思うかもしれませんが…

都心ならいざ知らず、競争が働かないので料金は安くないのに量も多くない学食だったので、ほとんど学食には頼らない生活になりました。

1ヶ月の流れ

  • 米10キロをスーパーで買う(約3000円)
  • 基本的に自炊
  • 麻婆豆腐が基本メニュー
  • 玉子と納豆は必須
  • たまにうどんを作る
  • 袋ラーメンは1週間で5袋消費するペース
  • キムチは常備食
  • カレーは2週間に1回以上作る
  • 肉はハムやウインナー以外はあまり食べない
  • 野菜はレタスかキャベツをたまに買う
  • 玉ねぎを常備する
  • ほうれん草ともやしは買い物のたびに買う
  • お腹が空いて我慢できない時はホットケーキを焼く
  • コンビニで弁当はほとんど買わない
  • 学校の昼食は100円の菓子パン
  • 学校にお茶の水筒を持っていく
  • 缶ジュースはほとんど買わない
  • 贅沢はオレンジジュース、最高の贅沢は第3のビール

こういう生活です。

なお、使いすぎを防ぐため、毎月仕送りがある日になるとATMでお金をある程度下ろし、それを封筒に使う項目ごとに入れておくことにしていました。

食費は1万2千円で本当に間に合ってしまったので、これでイケると思ったらしく、そのまま封筒に毎月1万2千円を入れて、買い物のたびに財布に移して買い物に行き、帰ってきたら全額を封筒に戻す、というやり方をしていました。

1食のおかずにかける金額は100円

なお、米を3000円くらいで買っているので、おかずにかけられるのは1ヶ月9000円。

つまり、1日300円で回していかなければなりません。

この100円の原則を死守することが、食費1万2000円を守るためには必須条件でした。

65円バーガー

2000年ごろだったでしょうか、急激な円高のため、マクドナルドが消費者還元でハンバーガーを1個65円で販売していました。

これは、正直めちゃくちゃ助かった記憶があります。

1個65円なので、10個買っても1000円札でかなりお釣りが返ってきます。

私は、この時期マクドナルドに行って、せっせとハンバーガーを15個ずつ買いました。

買ったら悪くならないようにそれを冷蔵庫に袋ごと突っ込み、1食1個を原則に食事がわりにしていました。

最後は飽きてきて、ハンバーガーに入っているピクルスだけが楽しみ…という状態です…

この時の悪夢があるせいか、いまだにマクドナルドではハンバーガーだけは注文しないです…

板チョコがごちそう

もういても立ってもいられない、というほどムシャクシャした時は、200円の板チョコを買って食べてました。

アーモンド入り、結構チョコの量も多くて、しかも200円!

ちょっと豪華に思えました…

創意工夫で乗り切る

なお、節約のための工夫は怠りませんでした。

鶏肉を買ってきて、その皮だけとっておき、フライパンに油を多めに入れて揚げて食べてみたりしたことがありましたが、正直、手間がかかるだけであまりおいしくない…

あるいは、そばの乾麺の茹で汁をとっておき、そこに白菜を入れて煮込んで食べる(味付けをしっかりすれば食べられないことはない)

なお…なんで1人でサバイバルみたいなことをしてるんだろう、と虚しくなったことがあります…

ぼっちクリスマス…

私は彼女がいなかった(女性に声をかける勇気はなかった)ので、クリスマスはずっと1人でした。

コンビニで鍋セットを買って、1人でグツグツ温めて食べるくらいが楽しみでした(かなり寂しい…)

ぼっち新年…

1度だけ、正月に田舎に帰らず、新年を1人アパートで過ごしたこともありました。

安い餅を煮て食べようとしたら、デンプンを固めたような餅だったので、溶けて鍋のそこにベターっと張り付いてしまい、それを剥がしながら食べようとしている自分が情けなくなった記憶が鮮明にあります…

大学生活はバラ色か?

ということで、私は大学生ではありましたが、実態は悲惨とも言える中身でした。

自宅通学生はよく独り暮らしがしたい!と言ってましたが、それはとんでもない!とよく思いました(言わなかったけど)

時間はあってもお金がない、という状態は、拷問に近い、というのが感想です。

もう、あの頃に戻れと言われても、戻りたくない、というのが本音です。

おかげで、どんな貧乏生活でも耐えていけそうな気はしますが…

アルバイトする場所もなく、移動すらできない状況では、これで精一杯でした。

いま思うと、完全にアホです(汗

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