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ビザンチン将軍問題 初心者目線で仮想通貨とは何か調べてみた その4

2021-07-31

今回は、ビザンチン将軍問題についてです。

(なんだそれは?とお思いかもしれませんが、まずはお読みください)

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ビザンチン将軍問題とは?安全性を保てるかどうかの葛藤

ビザンチン将軍問題(ビザンチンしょうぐんもんだい、英語: Byzantine Generals Problem)とは、相互に通信しあう何らかのオブジェクト群において、通信および個々のオブジェクトが故障または故意によって偽の情報を伝達する可能性がある場合に、全体として正しい合意を形成できるかを問う問題である[1]フォールトトレラントシステムでの多数決の妥当性や分散コンピューティングの処理の妥当性に関わる問題と言え、二人の将軍問題を一般化したものと言える。

Wikipediaより  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E5%B0%86%E8%BB%8D%E5%95%8F%E9%A1%8C

ビザンチン将軍問題とは、相互に通信しあうコンピュータ同士が故障や故意によって間違った情報を伝達する可能性がある場合、全体として正しい合意形成を出来るか(つまり、間違った情報を訂正できるかどうか)ということになります。

P2P技術を使う仮想通貨においては、過去からの繋がりが重要となっており、仮想通貨においてこのエラーを訂正する能力が自律的に備わっているかどうかが大きな問題となります。

(ビザンチン将軍問題というのは、東ローマ帝国の将軍たちが軍団を率いて一つの都市を包囲している状況の時、一致して攻撃か撤退かを決めなければならないが、多くの将軍は都市攻撃計画について合意したいと考えていて、一部の将軍は撤退を望むかもしれなかったり、間違った情報で撤退の意思が伝わってしまったり、悪意ある将軍によって撤退が望まれたりする場合において、全体のエラーや間違いに対する寛容性をどの程度まで達成できるかどうか、という問題を説いています)

ブロックチェーン技術においては、過去のブロックの情報を書き換えなければ不正ができない状況を作ることによって、間違った情報が書き込まれない仕組みになっており、これがビザンチン将軍問題を解決していることになります。

まとめ

特定の管理者がいない中、間違った情報や悪意ある情報を自律的に防いでいく仕組みというのが実現されているのが、仮想通貨の世界です。

そして、間違いや悪意を実現させないための方法としてあるのがブロックチェーン技術だ、ということになりそうですね。

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