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【短期集中講座】副業準備|15.MacでWindowsを動かす|仮想化ソフトについて

2020-12-09

【ご注意ください】CPUがintelからApple自社製造チップAppleM1に変わりました

この記事の内容は、intel製のCPUを採用したMacについて当てはまる記事です。

Macは今後、Appleが自社製造するM1チップに順次置き換えられていくことが決まっています。

現状(2020年12月上旬)では仮想化ソフトがM1チップに対応していないので、MacでWindowsを動かすためには仮想化ソフトがM1チップ向けにアップデートされるのを待つ必要があります。

仮想化ソフト

コンピュータの世界には、昔から環境を擬似的に再現する、ということが行われています。

まだ少年だったビル・ゲイツがプログラムに夢中になっていた時代は、手元に個人向けのコンピュータというものがまだない時代で、電話線越しにコンピュータを時間でシェアして利用するという形式でした。

そんな時代のプログラム開発環境は、まさに擬似環境での制作だったと言われています。

ビル・ゲイツもまた、若いころは擬似環境でプログラムを書いていたようです。

実際の機械は高価で買うこともできなければ、直接使うこともできないので、擬似環境でプログラムを書くしかなかったようです。

コンピュータ黎明期、その後の巨大帝国を築くことになったビル・ゲイツでさえも、仮装環境を使用していたことからも明らかなように、コンピュータの世界では、環境を移植して動かそうとすることはよく行われてきたことです。

(現在も、コンピュータに擬似的な環境を再現して違うOS・プログラムを動かす、ということが行われています)

なお、WindowsでMacOSを動かす方法はありません。

これは、MacOSを動かすための重要情報が一般に公開されていないので、そもそも開発が行えないことが原因です。

現在に至るまで、Windows上でMacOSを動かす方法は、趣味的に作られた不安定なソフトウェアを使う以外には方法はありません(それを利用しても安定的に動くという保証はできません)

ですが、MacでWindowsを動かす方法はあります。

1つはBootCampを使用して、MacをWindowsパソコンとして使用する方法(ただし、使用するたびにMacを終了させてOSを切り替える必要があります)

もう1つは、仮想化ソフトを使用する方法です。

仮想化ソフトを使用すると、WindowsをMacのアプリの1つとしてタスクを切り替えながら使用することができます。

以下に続く文章は、私が過去に違うサイトで書いた記事をそのまま読みやすいように編集したものになります(2020年8月25日に記事を公開しています)

記事ではMacでWindows用ゲームを動かすことを目的にして書いていることをご了承ください。

https://gameonmac.site/2020/08/22/preparation/

(以下、記事の引用になります)


MacでWindowsを動かすための準備

2020-08-25

結論から言うと、作業は難しくありません。

ダウンロードとインストールに時間がかかります。

その1 Parallells Desktopをインストールする

App Store版を選択

MacでWindowsを動かすために、今回はParallells Desktopを使用します。

なお、App Store版とパッケージ版がありますが、私はApp Store版を選択しました。

実際のApp Storeの画像

パッケージ版との違い

Parallells Desktopはパッケージ版でも流通しています。

違いは、App Store版はサブスクリプション契約になっており、年間8,300円支払う必要があるのに対し、パッケージ版は買い切りだということです。

サブスクリプションの利点は、最新版を使うことができることです。

MacはOSのバージョンアップが割と頻繁にあるので、パッケージ版を購入すると、OSを更新したときに使えなくなることがあります。

Macの使い方にもよりますが、私はOSのアップデートをかける派なので、App Store版を選択しました。

BootCampを利用する方法もあるが…

Windowsを動かすのなら、BootCampという機能を使うという手段もあります。

こちらを参照してください

Appleホームページ https://support.apple.com/ja-jp/HT204923

ただし、BootCampの場合、Windowsを使うた目にはMacの作業を完全に中断しないといけませんので、ちょっと不便かな?と思います。

しかも、キーボードはMacのキーボードとWindowsのキーボードでそもそもキーの数が違い、割当も異なっているので、操作に違和感があります。

そこまでしてMacをWindowsマシンとして使いたいのならば、そもそもWindowsのパソコンを新しく買ってきた方がいい、とも言えます。

なお、App Store版Parallells Desktopは2週間の無料体験期間があります。

実際に手持ちのMacでWindowsがどんな風に動くのかを確認することができます。

その2 Windowsがインストールされるまで待つ

Parallells DesktopはApp Storeで購入した場合、自動的にプログラムのダウンロードとインストールが始まります。

しばらく待っていると、インストールまで完了します。

そして、自動的にWindows10のインストールも始まります。

Windows10はParallells Desktopとは別なので、あとで購入する必要があります(インストールは最初にされるが、使用の権利をあとで自分で購入する形になる)

Windows10はファイルサイズがおよそ5.2GBほどありますので、速度が遅いインターネット回線を使用している場合、実際に動かせるようになるまでかなり時間がかかることになります。

その点はご注意ください。

導入にあたっての注意点

ブロードバンド回線(できれば光回線)に接続できた方がいい

Parallells Desktopも、Windows10も、ファイルサイズが大きいので、できればブロードバンド回線がある環境でダウンロードした方がいいかと思います。

もしなければ、ネットカフェや喫茶店など、Wi-Fiがある環境に行ってインストール作業をしてください。

スマホのデザリングでここまでの大容量ファイルをダウンロードするのは通信費がもったいないですし、モバイルルーターでダウンロードできるようなファイルサイズではありません。

Windowsは別料金

Windows10は別料金となります。

Windowsの設定 → 更新とセキュリティ と移動すると、ライセンス認証の項目があります。

Microsoftへのリンクがある(正規版が購入できる)ほか、自分でで用意したプロダクトキーを入力(上記写真)することでも認証が可能です。

Microsoftの販売サイトの価格だと、Windows10 HOMEの場合139ドル、Proの場合199.99ドルです。

(この日の為替レートは1ドル105.80円でしたので、HOMEを購入すると19,321円、Proを購入すると27,798円)

Amazonでプロダクトキーだけを購入できるオンラインコード版の場合、HOMEで17,926円、Proだと26,278円で購入できます。

なお、今回の環境は64ビットですので、64ビット版を選ぶ必要があります。

プロダクトキーさえ入手し、それを入力してあげれば認証して正常に動いてくれます。

注意して欲しいのは、安さにつられて適合しない商品を買わないで欲しい、と言うことです。

(今回、Amazonを見ている限りではUSBメモリ版が若干安くなっていましたが、32ビット版でしたので、今回の環境では動かない可能性があります)

その他にもグレーゾーンな商品が出品されていたりしますが、著作権上のこともあるので、なるべく信頼のおけるものを購入した方が無難でしょう。

Windows用のウイルス対策ソフトを用意した方がいい

念のためですが、Windows用のウイルス対策ソフトをインストールした方がいいでしょう。

Macの中のアプリの1つとしてParallellsを介してWindowsが動くことになります。

Macにウイルスソフトが入っていたとしても、Windowsの悪意のあるプログラムを検出してくれるわけではありません。

重要なデータが盗まれる危険性もあるので、Windows用ウイルス対策ソフトをインストールしておいた方がいいです。

ダウンロードとインストールには時間がかかる

今回、WIndows10のダウンロードには40分程度かかりました。

インストールにも割と時間がかかりますので、1時間以上は時間が必要になります。

MacのキーボードとWindowsのキーボードの文字の割当は違う

Macには、WindowsにはあるALTキーや全角/半角切り替えキーがありません。

MacでWindowsを動かすときにやはりこれは不便な点です。

日本語入力で文字種を変えるために、わざわざIMEのアイコンをマウスでクリックして選択したりすることにもなりかねないので、慣れが必要になります(それでもきちんと使いこなすことができれば話は別ですが…)

必要な費用

  • Parallells Desktop(App Store版) サブスクリプション 年間8,300円
  • Windows10 オンラインコード版 HOMEなら18,000円くらい
  • ウイルス対策ソフト ESETインターネットセキュリティ
  • 遊びたいWindows向けゲーム

2020年8月のESETインターネットセキュリティ5台3年版は7,800円から、1台1年版は4,500円から手に入ります(いずれもオンラインコード版)

(私は5台3年版をすでにMac用に購入して使用していたので、余っていた権利を1つ、Windows10用に割り当てました)

MacBookAirでWindows10が動いている様子

Windows向けゲームをインストールするための土台は、これで完成です。


(記事の引用おわり)

なお、仮想化ソフトを利用した場合、処理速度はWindows向けのコンピュータに比べて遅くなります。

また、キーボード配列がWindowsとMacでは違っていたり、データの仕様(文字コードなど)が違っていたりしますので、何かとストレスが多いかと思われます。

仮想化ソフトを使用しても、Windows向けコンピュータには確実に劣ります。

ですので、本格的にWindowsを使用したいのならば、やはりWindows向けのパソコンを用意した方がいいです。

(ごくたまにWindowsが必要で、仮想化ソフトを使えば処理できる、という場合ならば、仮想化ソフトを利用するメリットがあります)

その点を理解した上で、仮想化ソフトをご利用ください。

さらに詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください MacでWindowsゲームを遊ぼう!

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