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よつばの日記帳

松竹相生座|長野市にある日本最古級の映画館|映画館の思い出

2020-07-08

長野県長野市の映画館

私は、長野県の長野市に近いところに生まれ、高校卒業までそこで過ごしました。

進学で一時東京にいましたが、卒業後はまた県内に戻ったので、人生のほとんどを同じ地域で過ごしている状態です。

映画館は、近くの長野市まで行けばいくつかあります。

小さい頃、家族で映画を観に行く時は、だいたいお正月、しかも「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」の2本立てが多かったのを記憶しています。

これは、完全に親の趣味でした。

私は末っ子で、私が小学生になる頃には兄は大きくなっていたからか、家族で旅行に出かけることも少なくなっていたようで、私の中で家族で出掛けた思い出自体、それほど多くはありません。

お正月映画を家族で映画館に観に行く、というのが記憶に強く残る所以です。

なお、子供向けの映画(戦隊ヒーローもの、など)は映画館で観た記憶がありません。

あと、3回くらいですが、夏に映画館に行くこともありました(流行りのハリウッド映画がメインだった)

これが、幼い頃の映画の記憶です。

松竹相生座

長野市には、松竹相生座という映画館があります。

松竹相生座ホームページ http://www.naganoaioiza.com/

Shochiku-Aioiza, Nagano.JPG

(写真はWikipediaより転載)

日本でも最も古い時期からある映画館のうちの1つです。

およそ120年前から映画を上映しており、館内にはその当時の写真なども飾られています。

近年、長野市にはシネマコンプレックスが1館できており、映画離れも起きているため、市内の映画館は数が少なくなってきている状況です。

その中で、松竹相生座は映画を上映し続けています。

「男はつらいよ」も松竹の映画であり、私もこの松竹相生座には小さな頃から何度も通ったことになります。

なお、建物は確かに古いので、座席数も限られています。

高校生のころ

家族以外で映画を観に行った思い出は、高校生の時です。

これも松竹相生座でした。

1996年だったと思いますが、「新世紀エヴァンゲリオン劇場版」が公開される、ということで、私は友人に誘われて映画館まで足を運びました。

まだ長野県内ではテレビ放送が遅れていて、アニメを1話も観ていないのに、映画を観に行く状態だったので、もちろん話がまったくわかりませんでした。

ストーリーがわからなかったのと同時に、作品のセリフが映画館では聞き取れなかった記憶があります。

訳が分からないまま、とにかく観たことだけは事実ですが…

それ以後

その後、大学生になりますが、映画館で映画を観た記憶はありません。

東京都心からは離れた場所に住んでいたこともあり、学校周辺にも娯楽施設が無かったこともあって、私はもっぱらテレビで映画を見るようになりました。

そして、地元に戻り、しばらく空白期間があったのですが、30代になってようやく映画を観にいきました。

新しくできたシネコン映画館にも行きましたが、同じくらいの回数を松竹相生座にも通っています。

平日の昼ごろだと、観客もまばらで、じっくり映画に集中できるのがお気に入りです。

無い物ねだりだけど…

時代は移り変わっていきます。

私自身を取り巻く状況も環境も、ガラリと変わりました。

いい悪いは別として、生きている以上は変化するのが当然ですが、どことなく昔を懐かしく思う時もあります。

幸い、この日本最古級の映画館は、まだ営業を続けています。

だんだんと昔馴染みと縁遠くなったり、連絡が取れなくなったりする中で、昔通った施設がまだそこにあるだけで、なんとなく嬉しい、そんな気持ちです。

できれば、子供の頃に戻ってまた家族で映画を映画館で観たい、となんとなく思う今日この頃です(できないからこそ、余計にそう思ったりします…)

すべては、記憶の中に残るのみです…

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