サブスクリプション解禁

よつばの日記帳

久保田利伸サブスクリプション解禁|27年前からファンでした

2020-10-16

(↑この画像は実際にSpotifyで表示されていたバナー広告の画像です。スクリーンショットしただけですので、クリックしてもページにはとびません)

久保田利伸との出会い

私が中学1年生になったのは、1993年、今から27年前のことです。

小学生のころは音楽に興味がなかったのですが、思春期を迎えたことも影響してか、中学に入学してから音楽を聴くようになりました。

当時私が持っていたオーディオ機器は、パナソニック製のモノラルのラジカセだけです。

1993年になるとレコードはほとんど買うことができない状況で、CD全盛期の真っ只中でした。

MP3や他の圧縮音源はまだ音楽市場には登場してきておらず、そもそもパソコンですらまだ普及しているとは言えない状況で、コンピュータネットワークも一般的でないばかりか、携帯電話も普及しているとは言えませんでした(当然、スマホもまだありません)

音楽を聴く手段は、私の場合、ラジオしかありませんでした。

しかも、音楽メディアを買うことができるだけのお小遣いはまだ無く、CDプレーヤーすら持っていませんでした。

オーディオを買ってもらった!

そんなとき、両親が私にオーディオを買ってくれました!

いまでは音楽がありふれているのであまり想像がつかないかもしれませんが、80年代から90年代の初めごろまでは、家庭用オーディオ機器は若者の憧れの商品でした(ステレオ、と呼ばれていました)

しかも、場合によっては高級なオーディオ装置を持っているだけで、箔が付くような現象も昔にはあったと聞きます。

昔のマンガやアニメには、主人公の部屋に大きなオーディオ機器が置いてあったりすると思います。

これは、それだけ憧れがあった、ということです。

中学生になったから、ということで、両親が私にCDプレーヤーがついたオーディオを買ってくれたことは、私にとっては大きな転機となりました(私が自分で欲しい商品を指定して買ってもらったのですが、当時の私は安ければいい、と思っているところがあり、よくよく考えてみると品質があまりよく無い商品を選んでしまいました…これは悔やんでいるところです…)

ともかく、私はCDを再生できる環境を手に入れました。

ただ、CDを持っていない…

私はこのオーディオを活かすべく、CDを買いにいくことにしました。

初めて買ったCDは久保田利伸

ちなみに、私は当時、流行にはとても鈍感でした。

関心を持ち始めたのが遅かったこともあり、何がいいとされる曲なのかがわかりませんでした。

かっこいい曲、感動する曲、いろいろあったはずなのですが、私はよくわからないので、耳にした曲で好きになった曲を選びました。

それが、久保田利伸さんの曲でした。 

この曲は、たまたま当時テレビで見かけたドラマのエンディングに使われていた曲でした。

あんまりドラマをみる習慣もなかったのですが、たまたま見たこのドラマが気に入ったこともあって「これしかない」と思ったようです。

(久保田利伸さんがどういう歌を歌ってきた歌手なのか?とか、人気があるかどうかといったことはまったく知りませんでした)

そのころの同世代の傾向

1993年当時に私の周辺で流行していたのは、WANDSやB'zやX-JAPANなどのバンドでした。

クラスメイトも、ほとんどが流行っていた曲やグループの音楽を聴いていたと思います。

私はそれに乗らなかったようです(乗り遅れたのか、よくわからなかっただけなのか…)

「おおおっ」

そしてCDを買いに行って、いざ再生しました。

〜〜♪

おおおっ…

テレビそのまんまだ…(しかも音がキレイ…)

最初はそんな印象でした。

ですが、次第にその歌の世界に引き込まれて行きました。

歌詞カードを見ながら曲を聴き、なんとなくジーンとする…

そんなことを繰り返して行きます(音楽がそんなに無い環境なので1曲に対する接し方がとても真剣だった)

CDはこれしか持っていませんから、もう何百回と聴きました。

確かに聴いていると飽きてきてしまうので、オーディオの設定を変えたり、音を大きくしたり、スピーカーの位置を変えてみたり、いろんなことを試したりもしました。

そうして、私の中に久保田利伸が刷り込まれていきます…

中学生が選ぶにはシブい選択(^^?

やはり同世代にはあまり知られていなかったようで、久保田さんの話をしても誰も「知らない」という反応をします。

ということなので、クラスメイトの音楽の話題からは私はポツンと取り残されたような状態になりました。

その後、中学を卒業するまでにお小遣いを握り締めて久保田さんのCDを何枚か買いましたが、この状態は変わらず、むしろ拍車がかかっていくようでした。

確かに、歌詞の内容が艶かしいところがあり、思春期の子どもにしてはだいぶ背伸びした世界だったことは確かです。

(「夜に抱かれて 溶け合う吐息」という出だしで曲が始まったりしますし…^^;)

久保田さんのことを知っているクラスメイトは1人しかいませんでしたが、彼とはだいぶ仲良くしてもらったように思います(卒業後、その彼とは会う機会もないままでしたが、その後若くして亡くなったと聞いた時はやはりショックでした…)

その後の私と久保田利伸

その後、私は27年生きて今に至っています。

いろんな歌手の曲を聴くようになっていったので、久保田さんだけを聞いていたわけではありませんでしたが、やはりたくさん聴いたことは確かです。

アルバムも12枚くらい持っていました。

20代のあるときからそもそもCDを買わなくなってしまったので、久保田さんのCDもその頃の年代からは持っていませんでした。

ですが、常に心のどこかに関心を持っていて、CD売り場に行ったりすると必ず「か」行の棚をチェックしていました。

もはや、生活の一部と化していた、とも言えます。

その後、パソコンが普及していき、過去の手持ちのCDを変換し、iPodで聴いて楽しむようになってからも、久保田さんの曲は必ず聴いていました。

サブスクリプションで聴くことができます!

Spotifyを導入し始めたのは2020年の1月からになります。

それまでAppleMusicも試したりしましたが、いずれのサブスクリプションサービスにおいても、久保田さんの曲は配信されていませんでした。

ところが、今日、2020年10月16日から配信が解禁されました!

27年前の状況とはだいぶ世の中が変化して、家にいながら好きな時に音楽にアクセスできるようになりましたが、1曲聴いただけで、私の心は27年前に戻ることができました。

時代に感謝するとともに、こうして音楽を聴くことができるようになったことを噛み締めている、そんな今日10月16日です(Spotifyで久保田利伸、ループして聴いてます^^)

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