学年ビリから1年半で大学に合格する方法|その1|はじめに

2020-06-11

これは、実話です。

私は、事情があって高校時代、学年最下位まで成績が落ちました。

高校2年生の秋でした。

ですが、卒業までに文系の私立大学に合格できました。

数回にわたって、その時のことについて書きます。

私の高校時代の流れ

私は中学を卒業して、地元ではランク的には進学校とされている高校に入学しました。

当時のその学校には、かつての勢いはなく、ただ、過去の伝統や悪しき風習にがんじがらめになったデタラメが横行するだけになっていました。

私はその学校に馴染めず、高校生活がうまく送れなくなっていきました。

人間関係や、学業のこと、部活のこと、いろんなことに迷い、がんじがらめになっていた、というのが実情です。

今思えば、そんなことは本当に些細なことだったのですが、学校に通えなくなりました。いわゆる、登校拒否です。

高校2年生の5月ごろのことでした。

1年生の時の成績

高校1年生の時の成績順位は中くらいでした。

とりわけできるわけでも無かった、というくらいの位置にいて、目立つわけでも無い凡庸な生徒、くらいの印象だったと思います。

これは、入った部活が忙しく、勉強をないがしろにしてしまったがために起きた事態なのですが、その部活も方針が合わず、1年生の秋には退部していたので、2年生の頃には時間だけはありました。

やればできたはずなのに、やらなかったことが1番悔やまれることです。

得意科目

当時の得意科目は社会系の科目です。1年生の時にしか習わなかった倫理は特に好きで、世界中の思想家の考えたことを知ることができて並々ならぬ興味を抱きました。

そのほかの教科で特に得意だった科目はありませんでした。

苦手は数学と英語で、特に数学は数学の担任教師に嫌悪感すら持ってしまっていて、ますますやる気を失ったという状況です。

元々は理系志望だった

私は中学時代、エンジニアになるのが夢でした。

ですが、高校に入って数学に触れて、なんとなく嫌気がさしてしまいました。

もしこれが高専などに通っていたら、実際に形になる機械を目の前にしてやる気が出たのでしょうが、抽象的なことばかりをやらされることに飽きてしまったのかもしれません。

目標を高校1年生のうちに失ってしまいました。

登校拒否

これについては、今でもうまく説明ができません。

ただ、学校に行くことが、本当にできなくなりました。

高校2年生の5月ごろから登校できなくなり、朝4時に寝て昼頃に起きる、という生活をすることになります。

クラスメイトや担任教師が心配して家庭訪問に来てくれたりしたおかげか、その後学校には復帰するのですが、家族には非難されるし、私自身もただ辛いだけの日々で、といって学校に行くこともできず、八方塞がりの状況でした。

この期間中、私の生きる糧となっていたのは、パソコンゲームでした。

当時のパソコンは今ほど性能が高くないし、インターネットもない時代なので、本当に限られたことしかできませんでした。

ですが、ゲームの中で仮想的に繰り広げられる夢のような高校生活と戯れることで、かろうじてバランスを取っていました(ゲームは恋愛シミュレーションゲームだった)

パソコンゲームについてはこちらをご覧ください

https://yotsuba.online/2020/05/30/dokyuusei01/

復帰

そして、学校に復帰します。

夏休みも終わった、9月ごろのことです。

とても辛かった記憶しかありません。

ただ、再び通い始めた日に、担任から言われた「お前、偉いな」という一言で、なんだか生きていけるような気がしました。

普通、登校拒否に陥ると、復学するのはかなり難しいことのようで、確かにそれは私も実感しました。

筆舌に尽くし難い苦難、としかいえない部分があります…

その時の状態

長く学校から遠ざかってしまったので、私は何もできない状態でした。

簡単な英語の問題も解けなくなっていて、自分でも愕然としました。

みんな同じ時期にスタートを切った同級生なのに、1人だけずいぶんと取り残されてしまった、という感覚だけしかありませんでした。

実際に、その時に受けた中間テストの結果は、学年321人中、最下位でした。

文系志望に

私はここで、1つの決断をします。

理系から文系に移ることにしたのです。

数学の成績は壊滅的で、習ってもいない単元がいくつもあり、挽回は不可能だと感じていたことが大きいです。

教科としてもあまり好きになれなかったので、理系としてやっていく自信は完膚なきまでに叩き潰されていました。

その日から、私は数学を完全に放棄します。

(いまだに、高等数学については、概念すら知らないことがいくつもある状態です)

そして新たな苦難が始まる

まずは態勢を元に戻すことが急務でした。

補習という名目でやらなければいけない課題もいくつもあったのですが、もうそんなものはうまくやろうという気もなく、間違いだらけのまま提出しました。

ただ、文系の課題だった古典、現代文の課題についてはしっかりやりました。

特に、古典の文法を気持ちを入れ替えて基礎から学習し直しました。

この時期にこれを行ったことが、その後の私に思いもよらぬ結果をもたらすことになります。

(次回に続く)

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