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【短期集中講座】副業準備|21.投資について考える

2020-12-15

働かせるものは自分の身体だけではない

ほとんどの人間は、生きていくために仕事をして、そこで得たお金を使って生きていくことになります。

お金を得るためには、まず自分の労働力をお金に変える(どこかに就職して働く、アルバイトをする、自分で仕事をする)ことが必要です。

ですが、働かせるものは自分の身体だけではありません。

お金もまた、働いてもらうことができます。

これが金融投資ということになります。

お金持ちは投資している

お金持ちはなぜお金を持っているか、というと、自分の労働力をお金に変えただけでなく、そのお金に働いてもらったからこそお金持ちになった、と言えます。

元手となるお金がないと、お金に働いてもらうことはできません。

ですので、家が資産を持っているなどの場合を除いては、やはり自分で働いて得たお金を元にして、そこから投資を行い、お金を得たことになります。

かりに投資をしない場合、高い給料を得られる職業に就いていたとしても、投資をした人に比べて得られるお金は少なくなるはずです。

世の中に高い給料を得られる職業といえば、医者、弁護士など社会的に地位が高いとされる職業を思い浮かべるかもしれませんが、そうした職業でなくても、例えば小さいながらも個人で事業を行って成功した人は、医者や弁護士よりも生活に時間と余裕がある人の割合が高いと言えます(資格は必要ないので、医者や弁護士よりもなりやすいとも言える)

お金持ちになるためのきっかけは、まずこの事実に気がつくことから始まります。

投資は始めるべきだが、お金がない人に金融投資は向かない

元手を作ることがまずは必要です。

では、そのあとはどうするか?

金融投資で一定の利益を得るためには、ある程度のお金がないと無理です。

通常、100万円を投資しても、うまくいっても10万円の儲けが出れば良い方です(通常は3万円程度)

これだけでは1年間生活することは不可能です。

おそらく、投資から得られる利息で生きていくためには、元手が4000万円以上ないと無理です。

いきなり4000万円貯金するのはかなり難しいので、この場合はまず、収入を上げるために自分の能力を磨く必要があります(つまり自己投資する、ということ)

仮に100万円を自己投資して、毎月5万円多く収入が得られるようになれば、100万円は20ヶ月で回収できて、24ヶ月目には20万円を得ているはずです(100万円を2年間投資して利益が20万円出た場合と同じ)

その次の年からは、自己投資した場合の方が明らかに手にしている金額が多くなっています。

ですので、収入を今より多くして、そのお金の一部を投資に回して投資金額を大きくしていくという手順を踏んだ方が良い、と言えます。

FXで儲ける人もいるが…??

最近ではFXなどで収入を得ている人も多いかと思います。

これは管理できれば良いと思いますが、安定して利益が出せない人の場合、かなり無理があると思いますので、私はおすすめしません。

(性格的な問題もあるかもしれませんが、市場動向が気になって何も手につかなくなるようだと、他のことがしにくくなり、生活に支障が出ることも考えられるのと、失敗したときのリスクが大きいことがその理由です。生産的かどうか、という意味でも、ギャンブルで生活するのと変わりがないと感じるようなら、違うことをして生きた方が良いかもしれない、と私は感じます)

能力をどこに振り向けるかが大事

結局のところ、違法なことをしないのならば、どんな方法でお金を稼ごうが問題はないのですが、現状でそれが効率的にできる方法としては、自らの能力を高めていくことによって収入を上げていく形であることが、1番確実な方法となります。

自信があるのなら、FXや先物取引などで稼いでも問題はありませんが、過去の長い期間を振り返ってみても、これだけで財を築いた人がどれくらいいたのかを考えた時、やはり最初から投機的な方法だけに自分の可能性を賭けるやり方は危険すぎる、と思います。

今後も需要が見込めて、現状でもすでに人手不足の分野となると、やはりプログラミングやweb関連の技術を身につけることが得策です。

プログラミングは合ってない、という人でも、webデザイン、グラフィックデザイン、動画編集といった分野はコードを書く世界とは違う世界であり、やはり需要もあるので、PhotoshopやIllustatorといった特定のグラフィックソフトが操作できるだけでも就職先は広がります。

(プログラミングを学びたいけれどお金がない、という場合、職業安定所が開講している職業訓練学校の講座に申し込めば、公的な手当を受けながら学習することも可能です)

お金がなく、金融投資の能力がないのなら自己投資した方がいい

しつこいようですが、繰り返します。

金融投資は、お金がある人にメリットがある投資方法です。

お金がない人にとっては、金融投資で得られる利益は少ないので、その元手を作るためにも自分の能力を高めるために自己投資をしてスキルを向上させた方が得策です。

現在、お金がない人の場合、いきなり金融投資をしようとしても、それは不可能です。

仮に借金をしてでも金融投資をしよう、と考えている場合は、やめておいた方がいいでしょう。

借金をしたことがある人ならわかると思いますが、お金がない状態は、とても不自由です。

借金がある状態だと、返済のために自由が効かなくなり、さらに不自由となります。

損をしても良い範囲でそれをするならば構いませんが、生活が成り立たなくなるレベルまで借入をしてしまうと、最悪の場合、生活が破綻し、回復するまで途方もない時間がかかることになります…

(人生は1年や2年の勝負ではないので、大金持ちになることではなく、一生涯を安定的に幸せに生きるための方法を目指した方が、むしろ幸せな一生を送れる場合もあるのではないか?とも思えます)

一攫千金を狙うことだけが生き方ではなく、無理なく持続的に穏やかに生きていくこともまた、1つの生き方です。

小さく始め、徐々に大きなものにしていく

とにかく、何かを始めてみようという場合は、小さく始めてみることをおすすめします。

手応えがあるようなら続けてみて、ないようならば止める、この繰り返しです。

最初は下手でも続けていくことで上手くなっていくこともあります。

大事なのはその新しく始めることが「好き」かどうかということです。

(将棋の羽生善治9段は、将棋と出会った小学生の初めの頃から将棋が上手かったわけではなく、地元の将棋大会では予選落ちした経験もあるそうです)

羽生善治「初めての大会は予選落ち」それでも将棋に情熱を注ぎ続けられた背景にあるもの - ログミーBiz

損をしないことが大事

世界的な投資家のウォーレン・バフェットは、投資について以下のような名言を残しています。

ルール1:絶対に損をしないこと

ルール2:ルール1を絶対に忘れないこと

ルール3:自分の理解できないものには投資しない

これを(自己投資を含む)投資に当てはめるなら、損をするような投資はそもそもしてはいけないものであり、さらに、自分が理解できない(つまり、よくわからない)ものには手を出してはいけない、ということになります。

投資とはこの場合、つぎ込む資金、労力、時間といったものになるはずです。

また、自己投資について言えば、途中で諦めて中断してしまうことも損になるかもしれません。

まとめると、何かの世界で成功しようと思うならば、自分が興味関心を持てるものを見つけ、それを追求していくこと、そして、そのことで損をするようなやり方をしない、ということなのかもしれません。

結果が出るまで続けてみないと、やはりゴールにはたどり着けません。

経験を重ねていく性質の物事の場合、何を持って損と言えるかが分からない、ということもあるかもしれませんが、勝てると見込める分野を見つけ、それを追求していくという姿勢は何においても求められることです。

その繰り返しの中で、成功が見えてくる、ということになります。

時間はお金(ただし、失われた時間は戻らない)

お金は、失っても取り戻すことができます。

時間は、失ったら戻ってきません。

お金持ちほど時間を大切にするのは、時間の尊さを知っているからに他なりません。

投資という行為もまた、お金を生み出すためのものです。

投資でお金を失うことは、そもそもの趣旨に反しています。

なので、(自己投資を含め)投資を行う際は、そもそもの意味を実現できているかどうかをしっかり把握した上で、損になるような投資はしてはいけません。

自分が勝てる分野を見つけ、そこで勝っていかない限り、人生において負け戦を強いられることになります。

人生で生き残るための手段としての副業であり、投資です。

自分が取り組んでいけるものを見つけ、そこに投資をして、利益を得て、そして人生を豊かにする、という大原則を忘れずに、努力していきましょう。

人生は1度きり、人間は、必ず死にます。

どうせなら、幸せな人生を送りたいですよね?

方法も道筋もわかっているのなら、取り組まない理由はどこにも無いはずです。

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