仕事がなくなる?|AIの台頭

2020-07-11

みなさんこんにちは!

今回は、人工知能(AI )が進歩していくことで人間の仕事はどうなっていくのか?について見ていきます。

仕事がなくなる?

ある調査によると、あと15年で今ある職業の49パーセントはなくなる、と言われています。

野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算~」


https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf

AIでもできるとされる仕事の中身は、配達業、運転手、事務員、組立工、修理工が主になります。

なので、過去には優良とされた公務員や銀行員といった仕事は、いずれAIによって仕事を奪われることになります。

また、AIに置き換えやすいルーティン作業なども置き換わっていく可能性が高くなります。

ですので、AIの進歩で失業者が街にあふれる、という可能性があります。

 少子高齢化で人手不足のはずでは?

日本は少子高齢化が進んでいます。

合計特殊出生率は下がり続けており、逆に平均寿命は上がり続けている、ということは…

  • 生まれてくる子どもが減っている問題
  • 今いる大人の寿命が伸びている問題

が同時並行で進んでいるわけです。

 少子化問題

第1次ベビーブームの期間に当たる1949年の出生数は269万人で合計特殊出生率は4.32と過去最高を記録。

それに対して第2次ベビーブームがあった1973年はそれぞれ209万人、2.14と減少。

2018年ではそれぞれ約91万8400人、1.42人まで減少しています。

 子供が増えない理由

婚姻率は1973年には概ね10.0程度だったものが、2016年には5.0と過去最低の婚姻率を記録し、低下傾向にあります。

その理由として、

  • 経済的な理由
  • 「適当な相手にめぐり合わないから」という理由
  • 価値観の変化(独身時代を長く楽しみたい、女性の社会進出)

があります。

2025年問題

2025年問題とは
団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、医療や介護などの社会保障費の増大が懸念される問題。2025年には、団塊の世代約2200万人が75歳以上になるため、国民の4人に1人が75歳以上の超高齢社会に突入する。

日本の総人口は2010年に1.281億人となりピークを迎えました。

以後は減少に転じています。

それに加え、高齢者人口の層は増加し続けていて、2050年代にはこちらもピークを迎えるとされます。

 少子高齢化の解決策としてのAI

そこで、人手不足の解消の手段として、機械による自動化が挙げられています。


先にあげた「AIを利用しよう」という動きは、まさにこのためです。

ですが、よく考えてみると…

「AIが仕事を奪っていくということと、人手不足の問題はどういった関係にあるのだろう?」という疑問に達しますね。

これはつまり、どちらも並行して進んでいる、と言えます。

真の問題は、労働市場の需要と供給のミスマッチにあります。

リストラ問題

企業のリストラも、この延長線上にあります。

企業側の論理では、いわば、手持ちの戦力の構成比を変えるための作業です。

企業が必要とする人材と、今いる人材の能力にズレが生じている、という面があるからです。

人手不足の産業とは

PRESIDENT Online より https://president.jp/articles/photo/28485

この図によれば、今後の時代は専門技術職が人手不足となります。


逆に、人材過剰となっていく職種は、AIによる人材の代替を行う方向が特に進むと思われます。

 まとめ 必要とされる能力とは

今後必要とされる能力を持った人材が不足するならば、専門性を身につけるための再教育が重要となります。

仕事が欲しければ学び直せ、ということになっていくので、年齢を問わず学習を続けていくことが求められます。

再学習を通じて、個人がキャリアアップしていくことが求められます。

これから就業しようとする若い世代、特に学生においては、技術専門職の知識を身に付けることが望ましいでしょう。

また、自ら収入源を作り、状況に応じて職業を変えてしまうことの方が望ましくなっていきます。

会社だけに頼ってで生きていく、というあり方は、個人にも社会にもマイナスになる時代に突入している、と言えます。

少なくとも、会社や本業以外に1つは違う選択肢を用意しておくことが、生き残るためには良い方法になっていきます。

あなたはどう考えますか?

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