仕事がたどる運命|参入者数と業界がたどる道

2020-07-11

仕事にも、時代の波があります。

そして、その仕事の人気にもつながるので、およそ4つの状態を経過していくことになります。

これから転職や就職や起業をしようとする場合、果たしてその仕事が現在どこらへんのサイクルに位置しているのかを知ることは、とても重要になります。

なお、これは仕事そのものの価値とは無関係に起きます。

やっていることは崇高なことだとしても、ニーズがなければ仕事として成立しない、ということになります。

その部分での、仕事としての流行やピークについての説明です。

仕事のそれぞれの段階

黎明期(業界は上り坂)

誰も目をつけない、参入者少ない、認知度は低い、人気度は低い

成長期(まだまだ上り坂)

少しずつ注目される、参入者が増え始める、認知度が上がる、人気度が高まっていく

最盛期(全てがうまく回っているが、効率は落ちていく)

人気の業種となる、参入者が最大になる、社会的に認知され主力産業に数えられる、人気が最大化する

衰退期(下り坂)

人気に陰りが出てくる、参入者が減り始める、衰退していく産業という扱いになる、人気が減っていく

末期(役目を終える)

誰も目をつけない、参入者少ない、認知度は低い、人気度は低い(黎明期に似た状況)

黎明期というのは、ベンチャー企業しかないような時期です。

かつて日本で大きく伸びた産業といえば、家電メーカーです。

松下電器でさえ、最初は小さな町工場であり、初期は電灯のソケットの製造から始まった会社です。

みんなが電化製品を使っていないような時代ですから、当然、参入者も少ないし、認知度も低いし、人気もありません。

1995年以後のことを言えば、ネットを使った新しいネット企業も、最初はベンチャー企業です。今や大企業となった情報を扱う企業も、最初は小さな無名のベンチャー企業でした。

その後、市場が育ってくると、人々の注目度が上がっていきます。人気も高くなっていきますし、社会的にも注目を集めます。

この頃になると、企業規模も拡大していきます。

市場も拡大していくので、働いていても拡大を目指すことができます。給料も増えていくし、ポストも拡大していくので、出世もしやすいでしょう。

さらに進むと、最盛期を迎えます。

新卒学生の就職先として人気の業種にもなりますし、さらに社会的にも認知され、主力産業と目されます。

この頃になると、実は拡大ペースは落ちてきていることがあります。

過去の時代に比べると、成果が上がりにくくなり始めていたり、製品においてもより高度なものを求められたりするようになっていて、以前よりも労力が増えることになります。

そして、最盛期が過ぎるとどうなるか?というと、衰退が始まります。

給料は高いかもしれませんが、競争が激化しているので、昔よりも成果が上がりにくくなっていきます。ポストも無限に用意できないので、昔よりも出世がしにくくなります。

市場においても、製品が行き渡ってしまうと、そのあとは販売が伸びにくくなっていきます。

人材は入ってきますが、過去の状態と比べると、働く量と質に比べて収入が増えにくく、むしろ辛い状態が訪れるかもしれません。

衰退期に入ると、徐々に業種として人気が失われていくのと同時に、人材も入ってこなくなります。成長も見込めないことが多く、利益が上がりにくくなっていきます。

なので、同じ作業量なのに利益が上がらない、ということで非常に苦労することになります。

産業としては下り坂を降っているのに、そこを無理して上昇させようとするのですから、どうしても無理がかかります。

そして、最後は、誰にも見向きもされない仕事となって、黎明期と同じ地平に立つことになります。

どうしたらいいか?

この流れは、1人で変えることは無理です。

全体の流れなので、無理に逆らったとしてもどうなるものでもない、と覚悟するしかありません。

仕事そのものは何が決めるのか、というのは、いろんな要素があります。

テクノロジーだったり、人口だったり、政治や経済の制度だったり、地球の気候だったりもするでしょう。

仕事のブームや人気についても、この影響を大きく受けます。

人の心も行動も、掴めないものです。

そのときで都度変わっていくものです。

それと同様に、仕事の流れも、時代とともに移ろうものなのです。

永遠はない

大事なのは、永遠はない、と諦めることです。

そして、その上で、やがてたどる運命を自覚した上で、適切な対策をとる、ということです。

自然の生態系を見れば分かる通り、古い大木がずっと立っているわけにはいかず、いずれ倒れていかないと、新陳代謝は起こらないことになります。

せめて自分の生きている間は、今いる企業は定年まで残っていて欲しい、と思うのも当然出てくる心理ですが、仕事としての賞味期限からみて、上り坂なのか下り坂なのかということを考えていかないと、努力し続けても成果は上がらない、ということが起きます。

役目を終えた仕事はやはり、消えゆく運命にあります。

消えていかないと、全体にとってもよくありません。

人材が新しい産業に移らないし、産業構造も変わらない。

儲からない仕事をずっと続けても、豊かになれません。

まとめ

これらは大まかな流れですので、企業の個別の状態はまた違ってくる部分もあります。

福利厚生に力を入れ、働きやすい職場もあるでしょうし、そうでない会社もあるでしょう。

ですが、しようと思っていることが置かれている状況や、その将来性、自分の未来に照らし合わせて、考えることは人生を決めることです。

ぜひ重点的に行ってください。

これから転職や起業をお考えの方は、自分が進もうとする道がどちらを向いているのか、真剣に検討してくださいね!

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