商売の格言・ことわざ・教訓 その1

2020-10-08

商売の格言 経営者編

松下幸之助|松下電器産業創業者|商売戦術三十箇条

  1. 商売は世のため人のための奉仕にして、利益はその当然の報酬なり。
  2. お客様をじろじろ見るべからず。うるさく付きまとうべからず。
  3. 店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何。
  4. 棚立て上手は商売下手。小さい店でゴタゴタしている方がかえってよい場合あり。
  5. 取引先は皆親類にせよ。これに同情を持ってもらうか否か店の興廃のわかるるところ。
  6. 売る前のお世辞より、売った後の奉仕。これこそ永久の客を作る。
  7. お客様の小言は神の声と思って何ごとも喜んで受け入れよ。
  8. 資金の少なさを憂うなかれ。信用のたらざるを憂うべし。
  9. 仕入れは簡単にせよ。安心してできる簡単な仕入れは繁盛の因と知るべし。
  10. 百円のお客様よりは一円のお客様が店を繁盛させる基と知るべし。
  11. 無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ。
  12. 資金の回転を多くせよ。百円の資本も十回まわせば千円になる。
  13. 品物の取り換えや返品にこられた場合は、売ったときよりも一層気持ちよく接せよ。
  14. お客の前で店員小僧をしかるくらいお客を追い払う妙手段はない。
  15. 良き品を売ることは善なり。良き品を広告して多く売ることはさらに善なり。
  16. 自分の行う販売がなければ社会は運転しないという自信を持て。そしてそれだけに大なる責任を感ぜよ。
  17. 仕入先に親切にせよ。そして正当な要求は遠慮なく言え。
  18. 紙一枚でも景品はお客を喜ばせるものだ。付けてあげるもののない時は笑顔を景品にせよ。
  19. 店のために働くことが同時に店員のためになるよう、待遇その他適当の方法を講ずべし。
  20. 絶えず美しい陳列でお客の足を集めることも一案。
  21. 紙一枚でも無駄にすることはそれだけ商品の値段を高くする。
  22. 品切れは店の不注意、お詫びして後「早速取り寄せてお届けします」とお客の住所を伺うべきである。
  23. 正札を守れ。値引きはかえって気持ちを悪くするくらいが落ちだ。
  24. 子供は福の神。子供連れのお客、子供が使いにきての買い物にはとくに注意せよ。
  25. 常に考えよ今日の損益を。今日の損益を明らかにしないでは寝に就かぬ習慣にせよ。
  26. 「あの店の品だから」と信用し、誇りにされるようになれ。
  27. 御用聞きは、何か一、二の品物なり商品の広告ビラなり持って歩け。
  28. 店先を賑やかにせよ。元気よく立ち働け。活気ある店に客集まる。
  29. 毎日の新聞広告は一通り目を通しておけ。注文されて知らぬようでは商人の恥と知るべし。
  30. 商人には好況不況はない。いずれにしても儲けなければならぬ。

豊田喜一郎|トヨタ自動車社長

  • 作ってやる、売ってやるではいけない。買ってもらう、作らしてもらっている、という気持ちでなくてはいけない。
  • 現場で考え、現場で研究せよ
  • 誰もあまりやらない、またやり難い事業をものにするところに人生の面白味がある。
  • 困難だからやるのだ。誰もやらないし、やれないから俺がやるのだ。そんな俺は阿呆かも知れないが、その阿呆がいなければ、世の中には新しいものは生まれないのだ。そこに人生の面白みがあり、また俺の人生の生き甲斐が、そこにあるのだ。
    出来なくて倒れたら、自分の力が足りないのだから潔く腹を切るのだ。
  • 技術者は実地が基本であらねばならぬ。その手が昼間はいつも油に汚れている技術者こそ、真に日本の工業の再建をなし得る人である。

永守重信|日本電産社長

  • すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!
  • 情熱、熱意、執念
  • 知的ハードワーキング
  • 「一番以外はビリと同じ」と考えろ
  • 勝者をより強くするよりも、敗者を勝者にするやり方を!

稲盛和夫|京セラ創業者

  • リーダーの行為、態度、姿勢は、それが善であれ悪であれ、本人一人にとどまらず、集団全体に野火のように拡散する。集団、それはリーダーを映す鏡なのである。
  • リーダーは、常に謙虚でなければならない。謙虚なリーダーだけが、協調性のある集団を築き、その集団を調和のとれた永続する成功に導くことができる。
  • 常に「原理原則」に基づいて判断し、行動しなければなりません。常日頃より、原理原則に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。「原理原則」に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人間として正しいものを、正しいままに貫いていこうということです。
  • 成功に至る近道などあり得ない。情熱を持ち続け、生真面目に地道な努力を続ける。このいかにも愚直な方法が、実は成功をもたらす王道なのである。
  • 人生の明暗を分かつものは、運不運ではなく、心の持ちようだ。苦しいときにこそ、明るい希望を失ってはならない。また、成功したときこそ、感謝の心、謙虚な心を忘れてはならない。

ビル・ゲイツ|マイクロソフト創業者

  • 私たちはいつも、今後2年で起こる変化を過大評価し、今後10年で起こる変化を過小評価してしまう。無為に過ごしてはいけないんだ。
  • ビジネスは非常に簡単だと思う。売上からコストを引けば、大きな黒字が出る。計算は極めて簡単だ。
  • 問題は未来だ。だから私は、過去を振り返らない。
  • 成功の鍵は、的を見失わないことだ。自分が最も力を発揮できる範囲を見極め、そこに時間とエネルギーを集中することである。
  • 自分のことを、この世の誰とも比べてはいけない。それは自分自身を侮辱する行為だ。

スティーブ・ジョブズ|アップルコンピュータ創業者

  • あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。他人の意見が雑音のようにあなたの内面の声をかき消したりすることのないようにしなさい。そして最も重要なのは、自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。それはどういうわけかあなたが本当になりたいものをすでによく知っているのだから。それ以外のことは、全部二の次の意味しかない。
  • 過去ばかり振り向いていたらのではダメだ。自分がこれまで何をして、これまでに誰だったのかを受け止めた上で、それを捨てればいい。
  • 旅の過程にこそ価値がある。
  • 何を捨てるかで誇りが問われ、何を守るかで愛情が問われる。
  • ハングリーであれ。愚か者であれ。

サム・ウォルトン|ウォルマート創業者|良いビジネスを作り上げるための10のルール

  1. 自分の事業に専念すること。
  2. 事業の利益はすべての仲間と分かち合い、従業員や関係者を共同経営者(パートナー)のごとく扱うこと。
  3. パートナーのやる気を高めること
  4. できる限りすべての情報をパートナーと共有すること。
  5. 仲間が事業のためにしてくれることすべてに感謝すること。
  6. 成功したら大いに祝福する。失敗してもユーモアを忘れないこと。
  7. 社内のあらゆる人に耳を傾ける。オープンに話してもらうこと。
  8. 顧客の期待を超えること。
  9. 競合他社よりも経費をうまくコントロールすること。
  10. 流れに逆らって泳ぐこと。
商売の格言・ことわざ・教訓 その2

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