SEO(検索エンジン最適化)
SEOに対する注目が、とても高くなっています。
SEOとは "Search Engine Optimization "の略で、日本語では「検索エンジン最適化」ということになります。
では、なぜSEOが大事になるのでしょうか?
検索にひっかかるかどうかは大きな問題
インターネットはブラウザを開き、そこから特定のページへと移動していくことになります。
その時、ほとんどの場合、検索フォームに文字を入力して、自分が得たいと思う情報を検索することによってページにたどり着くことになります(ブックマークしてあったり、あるいはurlを直接入力する、ということはとりあえず言及しないことにします)
検索フォームに単語を入力し、それによってブラウザに表示されたページの中から自分で目的のページを選ぶ、ということになります。
もし仮に、この段階でブラウザに表示されないページがあるとすれば、そのページは誰かに見てにもらえる確率がとても低くなってしまいます。
実際に、ユーザーが検索結果で参考にするのは1ページ目に載る10記事であることが多く、さらに検索結果を探ろうとすることは少ない傾向にあるようです。
しかも、検索でヒットした1番上に表示されるページをクリックする確率がとても高いことになります。
ですので、検索上位のトップ10記事に入ることが大きな目標となります。
インターネットの特徴は検索する、ということ
インターネットの特徴は、情報を検索する、ということにあります。
検索フォームに単語を入力したり、あるいはurlを直接入力することによって、自分が欲しい情報を検索エンジンを経由して手に入れる、という使い方がほとんどです。
検索の場合、自ら何かを調べたいと思って情報を調べていくことになります(自らの意思が働いているので、とても関心が高い)
検索すると分かることは、過去の情報、現在の情報の2つであり、いろんな視点から書かれた情報を比較することによって、自分が関心を持っている物事が一体どういうものなのかを様々な角度から知ることができます。
これには、ユーザーの生の声(口コミの評判)も含まれます。
商用利用の場合のネット戦略
もしインターネットで何かを販売しようとする場合、インターネットの特徴に合わせた行動を取ることが大事になります。
それは、情報を発信する、ということです。
自ら積極的に発信する、ということにより、顔を見たことがないけれど、商品が欲しいと思っている誰かにいつか見つけてもらえる可能性が高まる、ということになるからです。
また、「検索する」ことができる以上、「検索される」ことにもなります。
つまり、自分の姿は誰かに見られている、ということになります。
(ならば、発信し続けていれば、何もしないよりも見つけてもらえますよね?)
インターネットを商売に生かすのであれば、この点を利用することが大事なります。
なお、インターネットの場合、有料広告という手段もありますが、自分で行う情報発信もまた、広告的な意味を持っています(人気を集めれば、検索エンジン上位に表示されることになるので、お金を払わなくてもそれ自体で宣伝ができている、ということになります)
実際には、これをうまく行うためには、それ相応の技術が必要になります(事実として、お金をかけてwebページを整備した方が良い結果が得られることになる)
知名度と検索行為の関係性
ここで、大きな問題があるように私は思っています。
それは、検索するためには、検索したい言葉がわからないとすぐに情報にたどり着けない、ということです。
"特定のメーカーのAという商品"とわかっているなら、きっとすぐに情報が得られるかもしれませんが、これがはっきりしないまま "〇〇という特徴の、こんな形をしたこういう商品" となってくると、それを探し出すのに困ることがあります。
検索エンジンでは、検索しようとする人の "〇〇という特徴の" "こんな形の" "こういう感じの" ということの核心部分までを把握することはできません(似たようなものを表示することはあっても、ダイレクトに表示できるわけではない)
膨大な情報を集め、表示できる精度を向上させれば、それも可能なのかもしれませんが、それがユーザーの思っていたものと100パーセント合致する、ということではおそらくありません(あくまで似たようなもの)
なので、検索の場合、その検索の対象の物事を指し示す言葉を知っていることが大事です。
人やものやサービスの場合は、その知名度があるかどうかがカギになります。
人気があれば知られている、ということでもあるので、人気を得るための行動を取ればいい、ということにもなるかもしれません。
検索の問題点
検索が持つ問題点は、検索エンジンが特定の情報を表示させないようにしてしまった場合、表示されないので情報にアクセスすることができなくなる恐れがあることです。
また、検索エンジンサービスを提供する会社はその収入を広告収入に頼っており、広告主から収入が得られなくなると困ることになります。
ということは…もしかすると意図的に情報が操作されたり、特定のバイアスによって表示される情報が曲げられているかもしれない、という問題がつきまとうことになります。
情報を意図的に操作する、ということで言えば、検索エンジンは大きな1つの集団というか、系列を保持している、ということでもあります。
これは、私的な友人同士のネットワーク(自分のSNSアカウントでフォローしてくれている人たち)が1つの系列であり、主にその中で優先的に情報が共有される仕組みになっていることを思い浮かべればイメージしていただけるかと思います。
もちろん、最大手である検索エンジンが公平中立な立場と方針で結果を表示してくれればいいのですが、世の中に絶対は存在せず、多種多様な人が生きているので、それぞれに考え方があります。
これが正しい、ということは、比較的正しい、ということでしかなく、仮にここで絶対的なものを求めたとしたら、その時点で誰かを抑圧したり迫害してしまっている、という可能性もあります。
これは、非常に難しい問題です…
(次回に続く)