最近では仮想通貨バブル、などと言われています。
2021年4月16日ごろが直近の最高値(1ビットコイン=6,699,847円)であり、現在はピークから下落傾向にありますが、ビットコインをはじめとする仮想通貨はいまだに熱狂の中にあるように思われます。
(これを書いている2021年7月27日現在ではビットコインの価格は1ビットコイン=4,190,105円です)
このように、値動きが激しい仮想通貨ですが、そもそも仮想通貨とは何なのか、ということについてはあまり知られていません。
そこで、しばらくの間、仮想通貨とは何か、ということについて取り上げていきたいと思います。
仮想通貨とは何か その定義
ビットコイン(英: Bitcoin)は、2008年にサトシ・ナカモトという名前を使った無名の人物またはグループによって発明された、Peer to Peer(P2P)型の暗号通貨(暗号資産・仮想通貨)である[9]。この通貨は、その実装がオープンソースソフトウェアとして公開され、2009年に使用が開始された。
特徴として、中央銀行や単一の管理者を持たない分散型のデジタル通貨であり、仲介者を必要とせず、P2Pのビットコインネットワーク上でユーザーからユーザーへと送信することができる[10][11]。取引はネットワークノード[12] によって検証され、ビットコインのすべての取引履歴がブロックチェーン (blockchain) と呼ばれる台帳に分散的に記録される[10][13]。
実需として、他の通貨や製品、サービスと交換することができる[14]。一方で、違法な取引に使用されていることや、マイナーが使用する大量の電力、価格の変動、取引所からの盗難などが批判されている。また投資としても利用されているが、いくつかの規制機関がビットコインに関する投資家向けの警告を出している[15][16]。
2021年6月8日、中央アメリカのエルサルバドル共和国が国家としては世界で初めてビットコインを法定通貨として承認した[17]。
Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3
仮想通貨の先駆けは2009年に運用が開始されたビットコインです。
これを見ると、2008年にサトシ・ナカモトを名乗る人物または集団によってビットコインが作られています。
ここでP2Pというのは、サーバとクライアントといった関係ではなく、それぞれの端末が対等な関係で繋がり合う関係の接続方式です。
アクセスが集中した場合、サーバだと命令を処理しきれないといった問題が発生する可能性がありますが、P2Pの場合だと処理が分散できるので特定の機器にアクセスが集中することを防ぐことができる、とされています。
P2Pという技術はWinnyというファイル共有ソフトを作成した日本人技術者の金子勇氏によって作られて発展しました。
仮想通貨の技術的根幹をなすブロックチェーンという技術に、このP2Pという技術が大きく関わっています。
仮想通貨の特徴
仮想通貨の特徴は、これまでの通貨のように中央銀行や管理者がいない、という点です。
そして、個人対個人で仮想通貨を送ることができたりもします。
そのため、仮想通貨の利用者が増えていけば、法定通貨ではない選択肢として仮想通貨を使って商品を購入したりすることも可能になります。
また、銀行を介する必要もないので、送金手数料を抑えて多額の仮想通貨を誰かに送ることも可能になります。
仮想通貨は発行枚数が決まっている
ビットコインは、発行枚数が2100万枚と決まっています。
現時点での発行枚数は1800万枚とも言われており、上限に達するのが2140年頃、と言われています。
新規にビットコインが発行されるのは、ビットコインのマイニング(採掘)を行なった採掘者(マイナー)に対して支払われる採掘報酬(コインベース)として、とされています。
(色々と難しい単語が出てきましたが、追々説明していきます)
なお、イーサリアムのように発行枚数に上限がない仮想通貨も存在します。
仮想通貨は流通するのか?
仮想通貨で物を買ったりできるのかどうか、という関心をお持ちの方もいらっしゃると思います。
現時点では、仮想通貨で物を売買するという場面はほとんどありません。
これは、仮想通貨がそこまで一般市場に流通していないからです。
ですが、今後の流れ次第で変わってくるのかもしれません。
コロナ禍もあって現金をやりとりするのではなく、キャッシュレスで決済をする流れが定着してます。
これが円やドルでないだけ、と考えれば、普及の妨げとなるものは見当たりません。
あるとすれば、安全性や利便性や政治的思惑といった面だと思われます。
これらをクリアして幅広く流通するならば、仮想通貨で日々の買い物をする、という場面も現れるかもしれません(世界で最初にビットコインが商取引に使われたのは、2010年5月22日、ピザの購入だったそうです)
まとめ
この1年の値動きで見ると、1ビットコインが100万円台だった時期もあるので、この頃に購入していた人はピークだった600万円台の頃に売ることができていれば6倍の価格で売ることができた、ということになります。
明らかに、値動きが激し過ぎます。
投機の対象として仮想通貨が扱われている感がありますが、ここから一般に普通に利用される通貨となっていくのかどうか未知数です。
ですが、見逃すことができない存在として仮想通貨は存在感を大きくしていることもまた事実です。