副業で何を目指すのか
- 何を扱うか(what)
- 誰に伝えるか・売るか(who)
- どのように伝えるか・売るか(how)
- 時流に合っているか(when)
- 戦う場所は大丈夫か(where)
- なぜ目指すのか(why)
副業で目指すものを5W1Hで分類してみると、およそこのような分類ができるかと思います。
何を扱うか(what)
これは、副業で扱うものになります。
どんな仕事でも、何かを扱っています。
それは知識の場合もあれば、具体的な形を持ったものを加工することもあれば、この世に存在しないものを新たに作り出す、ということかもしれません。
何を扱うか、という問題は、非常に重要なことであり、自分の手に負えないことを扱うと副業を続けていくのはかなり大変になるはずです。
誰に伝えるか・売るか(who)
これは、誰にものを売るか、ということです。
自ら作り出した価値を届けたい相手、ということでもあります。
世の中にはいろんな人がいて、それぞれの欲しいと思うものは違っています。
水が欲しいと思っている人に対してパンを見せても、欲しいとは言わないでしょう。
それと同じように、欲しいと思っている人に価値を届けることができなければ、どんなに優れたものを作ったとしても、売れません。
この商品を欲しいと思っている人がどんな人なのかを把握し、その人に向かって価値が届くようにしていくことが大事になります。
どのように伝えるか・売るか(how)
これは、伝え方の問題です。
どんなメディアを使うか、あるいはどんな形で存在を知ってもらうか、ということを意味します。
ターゲットは決まっていて、売る商品も決まっているのなら、あとはそれをどうやって相手に知らせたり伝えたりして売るか、という具体的な方法がないと、やはり売れません。
やはり、これには適切な方法が必ず存在します。
営業をするにしても、営業は売りつける形だと相手は押し売りだと思うので買ってくれません。
なので、営業を行う場合はそれなりの技術が必要です。
同じように、メディアへの露出を考えるなら、ホームページを作ったり、SNSで情報発信をしたり、宣伝用のランディングページを作ったり、といった対策が必要になります。
(営業に関する技法としては、こちらの記事が参考になるかと思います)
時流に合っているか(when)
これもまた重要な要素です。
人気がある商品は、黙っていても売れるかもしれません。
逆に、需要が少ない商品は、なかなか売れません。
同じことは就職する際の職種選びにも言えることですが、これから伸びていく可能性がある仕事に就くのか、それとも、将来の見込みがあまりない仕事に就くのかでは、将来がまったく違ってきます。
時流に乗る、ということは、とても大事なことです。
上りエスカレーターに乗って登っていこうとするのか、下りエスカレーターに乗って登っていこうとするかくらいの違いです。
扱おうとしている商品、サービス、あるいはそれを伝えようとする手段が時代に適しているか?ということを冷静に見つめることが大事になります。
戦う場所は大丈夫か(where)
戦場をどこにするか、ということもまた大事な要素です。
ライバルがひしめき合っていたり、あるいは極端に需要が少ないのに同業者が異常なくらいに多い、という場合、どんなに頑張っても成果が上がりにくいことになります。
参入者がまだ少ない分野だったとしても、先例がない分、苦労を重ねるかもしれない確率が高くなります。
自分が参入しようとする市場の状況が現在どんな状態にあるのか、ということを、歴史を遡りながら把握しておくこともまた、大事なことです。
(前回述べたように、ブログという媒体のピークは過去にすでに来てしまっていて、現在はピークが過ぎ去っている状態、だと言われています。それでもブログを本気でやった方がいいのか、それとも見込みがないのか、という判断をしながら、どの程度の本気度で取り組んでいくのがいいか、ということを決める必要がどこかで出てくるはずです)
なぜ目指すのか(why)
なぜこの副業をしているのか、という部分は、自分のモチベーションに関わる部分です。
これは、下世話な目的でも構いません。
ちょうど、バンドを始めようと思う思春期の男の子の理由が「女の子にモテたいから」という理由であったとても、何の問題もないことと同じです。
ただ、自分のゴールを決めることは大事なことです。
なんとなくうまくいく、というほど甘いものではありません。
状況が悪化すれば、撤退することが必要な場合もあります。
商品を扱うにしても、なぜこの商品を扱っているのか、ということがわかっている方が、相手に訴えられるはずです。
ですので、自分の行動の理由は何なのかを意識することには大きな意味があります。
その他の注意点
- 発信する時間帯の問題
- ウケるものとウケないものの傾向を知る
- 自分の思い入れと相手が受け取る感情は関係がない
- 「相手がどう思うか」ということにアプローチしないと意味がない
これらについては、タイミングと感情の話になります。
商品を投入するタイミング、と言う意味では、夏なのに冬物の衣類を売っても、おそらく売れません。
また、売れる傾向というものがやはり確実に存在していて、人気商品を取り揃えていた方が売れて行きやすいと言えます(それがどういうものなのかは、知る努力が必要になる)
また、情報を発信していく場合、みんな寝静まった頃にTwitterでツイートしても、それを目撃する人が少ないので伝わらないまま、埋もれていく、ということになる可能性があるのに対し、多くの人が活発に動いている時間帯にツイートすると多くの人の目に触れることになって、情報が伝わりやすい、ということがあります。
時間、タイミング、内容、さらにそれを受け取る相手の感情に沿う、ということが大事になります。