経済の先行きが不透明なままです。
将来不安に備えるために資産形成を始めよう、とお考えの方も多いかと思います。
そこで、今回は資産形成と自己投資の考え方について解説します。
資産形成の考え方
結論として、
富は資産やポジショニングに関係しています。
資産形成はそのための道のりです。
富を生み出す方法
富を生み出すには、現状では3つの方法があります。
- 人が働く
- 機械が働く
- お金や不動産などの資産が働く
会社で働く、というのは1.の状態です。
お店を経営している場合やアルバイトの場合もあると思いますが、この違いは立場の違いであり、自分の肉体を駆使して働くことでお金を稼ごうとすることに変わりはありません。
一方、機械が働く、という方法もあります。
これは、生産設備を持っているなど、自動的に機械が製品を作り続けてくれる状態で、そういった資産を持っている場合に可能です。
(ブログやアフィリエイトで稼ぐ、という方法も、考え方は同じです)
さらに、お金や不動産が稼ぐ、という方法もあります。
これは手持ちの金融資産が富を生んでくれる状態です。
どこを目指すかで人生が違う
ここで大事なことは、「自分がどこを目指すか」ということです。
一生、体が動くまで働くことを目指す生き方もあります。
ただし、業種や社内の地位によっては経済的に豊かになれないままかもしれません。
機械が働いてくれる状態を目指すなら、そういった資産を作り出すための活動をしないと、目標は達成されません。
具体的に工場を建てたいと思うなら、お金も技術も知識も必要になりますし、ブログやアフィリエイトをしたいなら、記事を書いたり人から見てもらうための努力もしていかないといけません。
お金や不動産が稼いでくれるようになるには、そもそもお金や不動産そのものを手に入れないといけません。
それぞれ目指そうとする場合にはそれ相応のやり方があり、それを目指すからには生き方も変わってきます。
資産を形成する方法
資産を形成するには、自分が利用できる手持ちのものをまず知っておくことが重要です。
人によってそれぞれ状況は違いますが、体が健康、運動が得意、勉強が得意、人とのコミュニケーションが得意、ファッションに詳しい、テレビゲームが得意、といった特徴を誰しも1つは持っているものです。
はっきりいって、持っていないもので戦うことはできません。
世の中で生きていくには、何らかの「武器」が必要です。
手持ちの自分の武器で戦うことがまず必要です(さもないと、素手で戦うことになります)
学校に通っている学生なら、卒業した後、それを生かして就職するのが順当であり、そこで経験を積んでやりたいことをやっても間に合います。
そうではない人の場合、会社で働いているならその場を生かしていくのも良い方法です。
まったく何も持っていない、という場合は、自分がいま持っている「武器」を生かしながら、お金を得て生活を成り立たせていくことが大事です。
始める人はごくわずか
実際に情報に触れても、そこから実際に始める人はごくわずかです。
何かをやってみたいと思う人はたくさんいても、実際に始める人はそのうちの1パーセント程度しかいません。
やってみたいことがあるなら、実際にやってみるだけで大きな進歩、何もしない人たちの中から1つ抜け出したことになります。
続ける人はごくわずか
何かを実際に始めた人も、時間と共に徐々に脱落していきます。
向いてないと判断して撤退したり、違うことに興味を持って辞めたり、継続することが困難になったり、継続できる環境にいるのに継続しなかったり…
理由はさまざまです。
続けることはそれだけ困難であり、続けていくことだけでも価値があります。
(いつか誰かから、かつて自分が憧れの目で見つめていたような対象として見つめられている状態が訪れているかもしれません)
資産とは「椅子」、世の中は「椅子の取り合い」
資産を持つということは、ポジションを確保していくことでもあります。
価値があるものを持つことと、それを利用していくことが必要になります。
働くにしても、単純労働から抜け出すためには自分の能力を伸ばした方が高い給料をもらえるようになります。
ブログで注目されたいなら、検索キーワード上位を目指す必要がありますが、これもポジショニングをどう高めていくかが大事です。
株を持ちたいなら、値上がりしそうな会社の株を買わなければいけません。
また、自分以外の要素を考えてみると、現時点で社会的に地位が高い人は、その地位を手放すことはありません。
会社の役職も、数が限られています。
この人たちに挑むことも良し、自分だけのポジションを確保するも良しです。
ただ、現実として、限られた椅子をめぐっての椅子取りゲームが繰り広げられている、というのがこの世の中の実際の姿です。
まとめ
生きていくためには、何らかの資産を持つと、生きやすくなります。
そのためには、自分にとっての資産を作ることが大事です。