私のパソコン遍歴|思えば結構ムダ遣い…

2020-06-08

私が今まで実際に使用してきたパソコンについて、思い出しながらまとめてみます。

1994年 PC98note

当時まだ高価だったノートパソコン。仕事で使う目的で、私の家に導入されました。私は当時14歳、中学2年生でした。

CPUはインテル486SX、カラーTFT液晶を搭載、フロッピーディスクドライブは内蔵されていましたが、この時代にはまだCD-ROMによるソフトの供給はほとんど行われておらず、コンピューター上で動く映像はほとんどお目にかかることはありませんでした。PC98が表現できる色の数も16色で、今とは比べ物にならないくらい、性能は限定的でした。

このパソコンで何をしようとしていたか、というと、私が住んでいる地域にある農協が主体となって進めたパソコン通信によるオンライン注文システムを利用することと、農業関係のデータを処理するためでした。

当時、インターネットは一般的ではなく、パソコン通信と呼ばれるものが主流でした。電話回線にモデムと呼ばれる機械を取り付け、データを送受信していました。

富士通の展開したニフティ、NECの展開したPC-VAN、その他パソコン通信を展開していた企業がいくつかありました。

なお、このノートパソコンの辿った運命は、というと…

パソコン通信も、データ処理も、パソコンの操作が誰もできず、日々の仕事に追われてそんなものをいじっている余裕もない、ということになり、最後は私のゲームマシンとなりました(^^;

当時のこのPC98ノートパソコンは、1台で40万円近くしたのではないかと思います。恐ろしく高いゲーム機となってしまった、というのが現実です…

1999年 東芝ダイナブックサテライト2520

https://dynabook.com/pc/catalog/oldpc/satellit/img/pdf/s2520.pdf

12.1インチTFT液晶、メモリ32MB、HDD4.3GB、内蔵CD-ROMドライブ、CPUはAMD製K6-2(333Mhz)、OSはWindows98、価格は24万円

大学入学とともに、レポート作成のため、ノートパソコンを購入しました。

当時、Windows98は確かに以前のOSに比べたら安定的に動いてはくれましたが、メモリが32MB(ギガバイトではなく、メガバイト!現在よりも桁が1000分の1小さい)しかなく、時々処理が追いつかなくてフリーズしました。

それでも、PC98の時代に比べると、全く世界が違っていました。

同時に表すことができる色数は1677万色にまで広がり、音も普通に鳴って、映像まで再生できる(ただし、ネット環境が現在ほど発達していなかったことなどが原因で、ファイルの長さとしては映画1本をやり取りすることは到底不可能で、せいぜい5分くらいが限度だった)これは衝撃的なことでした。

なお、現在最新のOSに比べると、まだまだ不親切さが残っていて、そのためしばしばシステムを壊してしまうことがあり、OSを再インストールしたりしていました。

単に使い方が悪かった、ということもありますが…

このノートパソコンは、レポート作成や趣味に大活躍しました。

当時、無理してデジタルカメラも購入して、レポートに画像を貼り付けたりしたのはもちろん、プライベートで残した写真は、いまだにデジタルなデータとしてパソコンで呼び出すことができるという思わぬ恩恵にも預かっています。

大学生で時間があったので、ゲームもよくしました。

今思えば、プログラミングの勉強をしていればよかったかな?と思うのですが、プログラミングの授業が人数の関係で受講できなかったり、のちに受講してみたけれどちょっと向いていないのかな?と思うこともあり、熱心に取り組むことができませんでした…

2002年 デスクトップPC ゲートウェイ(内容は覚えておらず…)

当時、知り合いだった韓国人の留学生がいて、パソコンを処分したい、ということで買い取ったパソコンです。

このパソコンはデスクトップPCでしたが、当時のディスプレイは液晶ではなかったので、とても場所を取りました。

今の世代の人はブラウン管のテレビを見たことがない人も多いと思いますが、当時は多くの人が14インチのブラウン管テレビよりも大きいものを机の上に載せて、作業していました。

このパソコンについては、途中で電源が落ちたりするトラブルがあり、データが飛んでしまったことが何度もありました。

おそらく、メモリあたりに問題があったのではないか、と思うのですが…

2005年 ヤフオクで買ったノートPC 東芝B5サイズノートPC

これは、1999年に購入したノートPCの後継のつもりで購入しました。B5サイズなので、光学機器は外付けになってました。後継のつもりだったのですが、中古品ということもあり、結構年数が経っていたので処理能力的には戦力にならず、サブマシンという扱いになりました。結果的には、あまり活躍することはありませんでした。

2005年 初代Macmini

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0112/apple1.htm

Macを使ってみたい、という欲求にかられ、初代MacMiniを購入します。動画編集をしてみたり、画像編集をしました。

2010年 ヒューレットパッカード A4ノートPC

https://jp.ext.hp.com/info/newsroom/library/images/fy2010/con_note_20100930_dv7.jpg

液晶15.4インチ、CPUはcorei7、メモリ8GB、HDD(記憶が確かならば)200GBくらい

OSはWindows7

いろいろと限界が出てきてので、2010年ごろになってからノートパソコンを新調しました。Windows7を搭載した直販ノートPCでした。

今まで扱ってきたパソコンが遠く霞んでいくくらい、このパソコンは処理能力が高い、というのが印象でした。単に5年や10年経てば、時代的にパソコンの性能は飛躍的に上がっているものなので、当然といえば当然です(^^;

ここまでくると、ノートパソコンと言いながらもデスクトップマシンと同じくらいの性能になってきていて、非常に重宝しました。

家にも光ファイバーが入り、無線LANも導入したため、ネット環境はワイヤレスになりました。

この時代になってくると、ほぼ今現在のパソコンの使い方と同じような状態です。唯一違っているのは、携帯電話との連携や、ネットで利用するサービスの内容の充実度の違いのような気がします。当時、私はまだスマホを所有していませんでしたし、サブスクリプション型のサービスもなかったように思います。電子書籍を買ったりすることもありませんでした。

2012年 Macmini

https://support.apple.com/kb/SP659?locale=ja_JP

Macminiの後継機種も購入します。これをデスクトップマシンとして、インターネットをしたりいろいろ遊びました(現在も限定的に稼働させている)

2020年 MacBookAir

https://www.apple.com/jp/macbook-air/specs/

今年の1月に購入しました。現在メインマシンとして使用しています。HDDではなくSSDになったのは、ものすごくメリットとなっています。HDDをクラッシュさせる心配がないので、安心して持ち運んだり移動させたりすることができるようになりました。性能的にも過去のMacminiと比べると格段に進化しており、もはやこれ1台あればなんでもできる、というレベル。技術進歩に驚かされるばかりの1台です。

その他

1999年ごろから2015年ごろまで、日記用にPDAであるシグマリオン2を使用、毎日寝る前にこれで日記を書いていた。

保存用のHDDを何台か過去に購入、光学ドライブについては、SCSI接続のCD-R(エラー補正がなく、焼きミスが多かった)、外付けCD-RWドライブ、SCSI接続の230MBのMOドライブ、外付けDVD-RWドライブ、プリンター数台、スキャナー1台、デジカメ4台、細々した機材をいくつか所有

まとめ

こうしてみると、パソコンにはかなり時間と費用をかけました。

(昔はパソコンが主流だったことも影響しているかと思います)

懐かしいですが、当時できたことというのは、今から考えると、比較にならないくらいちょっとのことだった、というのが感想です。

現在は、PC98の時代からすれば、本当に夢のような時代です。

本当に、ありがたい時代になりました。

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