こんにちは
今回は、昔遊んだゲームについてです。
と言っても、いっぱいあります。
私の家には私が5歳の時に任天堂ファミリーコンピューターがやってきたので、それ以来、ずっとファミコンにはお世話になりました。
ゲーム歴自体は私もきっと長い方です。
きっと、ファミコンについては語っている人が多いと思いますので、今回はweb上では最近あまり見かけなくなった、PC98のゲーム「同級生」について語ります。
PC98版「同級生」とは?
『同級生』(どうきゅうせい)は、1992年12月17日にエルフから発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム[1]、および、そのシリーズやそれを原作とした関連商品群。
夏休みのナンパを題材とした本作は、ヒロインたちの問題に向き合いながら結ばれていく物語であり、性描写中心だった当時のアダルトゲームの在り方を変える一作となった。
また、1995年1月にはシリーズ第2作の『同級生2』が発売され、1994年5月に発売された恋愛シミュレーションゲームの『ときめきメモリアル』との相乗効果もあり、恋愛ゲーム市場が一気にブレイクした[2]。
家庭用ゲーム機へも移植されており、1995年11月23日にPCエンジン(PCE)版が、1996年8月9日には『同級生if』のタイトルでセガサターン(SS)版が発売されている。さらに、1999年8月27日にはWindows(Win)版が各種リメイクの上発売され、2007年3月1日には、内容をPC98版『同級生』準拠に戻したWindows2000/XP対応の『同級生オリジナル版』がDMM公式サイトからダウンロード販売形式で発売された。
Wikipediaより抜粋 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E7%B4%9A%E7%94%9F_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)
PC98とは?(あくまで私見です)
PC98の存在を知らない人も多くなったと思いますが…PC98はNECが当時製造していたパソコンです。
当時、日本語を処理できるパソコンは技術的な問題から数が限られていて、中でもPC98シリーズが日本国内では圧倒的なシェアを誇っていました。
当時、日本国内においてパソコンといえばPC98以外にほぼ選択肢がないほどの状態でした。
その後、海外製パソコンでも日本語が扱えるような仕様になった(OSが対応した)ことにより、DOS/Vと呼ばれるPC98とは構造が違う世界標準機が流行したことで、PC98は徐々にその役目を終えていきました。
Windows95の登場以降は、コンピューターのプラットフォームの違いがソフトウェアの違い、という傾向でしたが、機械の仕組みが違っても同じソフトウェアが使えることが重視されるようになった、という市場の変化が起こったことも、PC98が役目を終えたことを早めたように思います。
あの頃の時代と現実
PC98でできたことは、ビジネス文章の作成(一太郎がよく使われた)と表計算ソフト(ロータス123、あるいはExcel)がメインで、後は処理能力の関係で、今とは比べ物にならないくらい限定されたことしかできませんでした。
わかりやすい例でいうと…
- 普通に音が鳴らない!
- 表示できる色が16色だけ!
- マルチタスクで作業することができなかった(現在のWindowsやMacのようにいろんなウインドウを使い分けて同時並行的に作業したり切り替えたりすることができなかった)
しかも、当時はまだCDーROMが実用化されていなかった、という状態です。
映像を処理することもできないし、保存する媒体もありませんでした。
それなのに、パソコンは非常に高価な商品でした。平気で40万円、50万円しました。
できることと商品価格の差を見ると、現在の視点から冷静に考えてもやはり
「高価なおもちゃ」だったと思います(^^;
当時はゲームの世界も、まだ3Dの立体的な映像を描画できる性能を持ったハードウェアがあまりなく、あったとしても恐ろしく高価でした。
また、通信という概念はほぼ無い、と思った方がいい時代です。
電話回線でやりとりしかできなかったですし、これも信じられないくらい低速でした。
無線LANの技術が普及してきたのがようやく1998年くらいだったと思いますが、PC98にそんな機能を搭載した機種はありませんでした。
なので…
現在のパソコンしか知らない人が見たら、化石のような製品に見えるかと思います…
(それくらい技術革新が進んだ、と言うことでもあるんですけどね)
パソコンそのものの普及率も低く、持っていたらとても珍しがられたような時代、といえばわかりやすいかもしれません。
そんなPC98に出会ったのが、私が14歳の頃でした。
ゲームシステム
さて、ハードウェア的にはかなり制約されていたPC98ですが、それでも当時のファミコンに比べたら圧倒的な実力を持っていました。
家庭向けに1万5000円くらいで作ったコンピュータ(ファミコン)に比べたら、価格差を見れば実力が違うことも分かるかと思いますが、例えるなら、100グラム98円で売っている緑茶と100グラム1万円で売っている高級玉露くらいの違いは確実にありました。
ただ、不思議なことに、PC98はファミコンのようなゲーム文化が栄えたわけではありませんでした。
何が栄えたかと言うと…
大人向けの分野、でした(//∇//)
これが不思議なんですが、とにかくPC98のユーザーは、みんな1度はそういうソフトに毒されたであろう、というほどに、大人向けのムフフな世界が花開いていました(汗
現在から見ると、ソフトのクオリティが伴っていないタイトルがかなりあったことも事実です。
グラフィック的部分はコンピューターの性能が影響するので仕方ないところですが、シナリオ、ゲームシステムはまだまだ黎明期とも言える世界だったと思います。
(そもそも、ネットで簡単にえっちな画像にたどり着けるような今の状況が、かなりおかしな状態なんですが…)
では、同級生というソフトが優れていたのは何か?というと、
- シナリオ
- ゲームシステム(恋愛アドベンチャーというジャンルをこの作品が作った)
- キャラクター造形
- ゲームの難易度
これらが当時として驚異的に高かったことにあります。
おそらく、いま遊んでも、その面白さが通用するレベルでした。
(次回に続く!)