お金の問題
お金は、重要です。
お金が払えなくなる状態になると、息の根がとまります。
お金が払えない状態とは、支払日に支払える現金や口座残高が足りない状態です。
ものによっては、すぐに換金できない性質のもの、期間が訪れないと入ってこないお金というものもあります。
支払い期日にすぐに払えるお金がない場合は、とても大変です。
誰かが貸してくれるならまだいいかもしれませんが、それには限界があります。
これは私生活に置き換えてみればわかりやすいかと思います。
費用はいろいろかかるもの
何かと費用はかかります。
副業を開始したばかりでまだサラリーマンとして給与所得がある場合なら、副業を始めるに当たっての準備にお金がかかるはずです。
学習費用、機材を購入する費用、サービスを利用する費用など、それは多岐にわたります。
もし会社を退職して自分で自営業として独立した人の場合、最初は定期的な収入がないことがほとんどなので、これらに加えて自分の生活費も必要になります。
特にこの場合、税金の支払いが負担になってくることがあります。
住民税は前年の申告所得額について請求されますし、国民年金、社会保険料も支払う必要があります。
住んでいる部屋の家賃、その他公共料金、食費なども必要です。
こうして見ると、たとえ1人だけであっても、それなりのお金が必要だと言えます。
軌道に乗るためには走り続ける必要がある
お金を何に使うか、といえば、この最初の段階においては特に、仕事を軌道に乗せるために使う必要があります。
とにかく、活動していくための費用を確保できないと、資金が減っていくだけになり、いずれは撤退を余儀なくされます。
運転資金と生活資金を確保していくことができれば、状況が好転しないままであっても最低限、走り続けることはできます。
なので、チャンスを掴むことができる可能性が高くなります。
生活費を減らす
まずは、生活費を減らしていくことが大事になります。
家賃10万円の部屋に1年住めば120万円必要ですが、これを半分にすれば、ほかに1年分の食費を賄ってもお釣りがくるはずです。
家賃3万円ならば、さらに他の費用を捻出することができます。
他にも、いろんな固定費を削減していくことができれば、お金の流出を防ぐことができます。
コストを減らす
一方、変動しやすい費用についても、できるだけ無駄を無くして必要ない出費を減らすことが大事です。
そうしないと、必要なところにお金をかけることができなくなってしまいます。
その場面に応じて、優先して行うべきことに、できるだけのことを行うことが必要になります。
そのためには、余力を確保する必要があります。
効果的なお金の使い方をする
また、どうしても使わないといけないお金は使う必要があります。
その際、ただお金を払っただけで終わるものではなく、できるだけ効果がほかにも得られるものにお金を支払うことが大事かと思います。
連絡手段としてスマートフォンを買わないといけない場合、格安の端末を買ったことによって通信が途絶えたり、著しい不便を感じるとしても、それで用事が足りるならばそれでもいいと思いますが、もしこれを高機能で少し価格が高い端末を購入した結果、ストレスなく使用できて、しかも仕事上で役に立つ(写真・動画の撮影に使いやすい、アプリに対応している、自分の仕事のチェックができる、など)のなら、こちらの高機能な端末を買うべきと言えます。
ランニングコストを賄えることが長続きするポイント
走り続けるためには、そのための費用がないといけません。
最低限、このランニングコストを賄えることが大事です。
固定費を削減し、変動する費用を抑えて、成功するまで試行錯誤できる状態を作り出すことができれば、いつか成功できます。
また、成功した後も、過度な出費をしないで同じ姿勢を保つことができれば、大きな問題が起こったりして困窮しても、対応することができます。
環境変化に耐えるためにすること
ついつい忘れがちなのですが、トラブルは起こるものです。
規模の違いはあったとしても、いつも同じ状態が続くとは限りません。
景気も良くなったり悪くなったりを繰り返しますし、人的ミスでトラブルを抱えることもあります。
人の趣味趣向を変わっていくので、10年前に売れた商品がずっと売れ続けるかどうかはわかりません(難しいことが多いかと思います)
この変化に耐えるためには、力を蓄える必要があります。
それは、耐えるだけの資金や売り上げ、能力や販売先など、お金とお金を得るための方法を指します。
3ヶ月分の生活費を確保する
副業や起業を始めたばかりの場合は難しいかもしれませんが、最低でも3ヶ月分の生活費を確保し、それには絶対に手をつけないようにした方がいいかと思います。
3ヶ月分でなくてもこれは構いません。
ただ、予備費を確保して、危機に対応できるバッファを作っておく、ということです。
独立したての人が気をつけて欲しいこと(税金について)
サラリーマンを退職したいと考えている人には特にお伝えしたいことがあります。
おそらく、退職したあと、次の年が終わるまでは税金の支払いが大きな重荷になる、ということです。
売り上げが上がって収入を確保できている状態なら問題はありませんが、それができていない間は、住民税、国民年金保険料、社会保険料の支払いがとても重荷になります。
前年の所得額を元に税金がかかってくることになるので、下手をするとこれらの費用で毎月4万円も5万円も支払わないといけない場合があります。
(払うことが難しいのなら、きちんと手続きをとって一部免除の申請をすることをおすすめします)
これらの時期を乗り越えた先に、安定が待っています。