やるべきことと緊急性
人間の人生は、長くても100年程度です。
1日は誰にも24時間しか与えられていません。
そんな中で、時間の使い方はとても大事です。
時間を細かく考えるなら、いま現在の時間の使い方がそのまま将来の自分のあり方に影響している、とも言えます。
何に時間を使い、何に使わないのかをしっかり考えて実行することが大事になります。
その時、時間についての考え方は、2つの軸があります。
- 緊急性(どうしてもやらなければいけないのか、そうではないのか)
- 重要性(どうしてもやらなければいけないのか、そうではないのか)
緊急で重要なことはすぐ取り組む必要がありますが、もしこれだけで1日が終わってしまうと、他のことが何もできません。
緊急ではないけど重要なことは、やっておかないとあとで困るものです(投資や学習がこれにあたります)
緊急で重要でないことは、やる価値がないことだけれども取り組まないといけないことになります(こういう仕事がなくなるようにしていかないといけない)
緊急ではなく重要でないことは、そもそもやらない方がいいことです。
この区分をまず、把握しましょう。
投資は緊急ではないけれど重要、だから大事
ここで、投資(金融投資、自分への投資など、広い意味で)は緊急ではないけれど重要なことになります。
すぐにどうしてもやらないと生きていけないほどの緊急性はありませんが、投資を多くしていくと、いつからか投資が利益を生み出して、自分を助けてくれるようになります。
即効性はありませんが、だからこそ取り組む価値があるものです。
この部分を少しずつでもいいので大きくする努力を続けると、困難が起きたときに自分を守ってくれるものになります。
金融投資 複利の考え方
金融投資の場合、お金を増やしていくことが主題となります。
では、いかに増やしていくか?
1つの答えは複利にあります。
複利についての名言
複利は人類による最大の発明だ。 知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う
アルベルト・アインシュタイン
なんと、世界的に有名な物理学者のアインシュタインは、複利こそが人類の最大の発明である、という言葉を残しています。
最初は小さな金額でも、少しずつ雪だるま式に大きくしていく(複利で運用する)ことで、いずれとんでもないものになる、ということを示しています。
投資で利益を得る場合の問題点
投資をする場合の問題点は、はじめは少額から始めないといけないことです。
しかも、いくら複利が優れているとはいえ、10万円を投資して1年間で1万円儲かっただけでは生活していくことはできません。
自分の持つ金融資産の利息だけで生きていくには、最低でも4000万円ほどの元本が無いと無理です。
ですので、投資するだけの余裕が無い状態の場合、収入の一部は貯金しておくことが大事ですが、それ以外の余剰は金融投資ではなく自己投資に回し、収入を多く得るための能力を鍛えた方が得策だと思います。
もし10万円かけて何かを習得して、給料が月に5000円アップすれば、10万円の投資は20ヶ月で取り戻せることになります(21ヶ月目からは毎月5000円の儲けになります)
そうして自己投資を行い、生活に余裕が出てきたら、金融投資に回す金額を少しずつ多くしていくと、無理がない形で資産を作っていくことができます。
フローで稼ぎ、ストックで稼ぐ
会計的な考え方をするならば、お金というものは流入してくるもの(フロー)と、貯まっているもの(ストック)の2種類があります。
毎月決まった収入(フローにあたる)があれば、お金がなくなることはありません。
財産がたくさんある(ストックにあたる)場合は、フロー所得を得るために働かなくても生きていけるかもしれません。
お金がゼロになると、生きていくのが大変です。
お金をゼロにしないためには、フローかストックが無いと困ります。
フローはどこかで働けば得られるはずですし、自分でお客さんを見つけて稼いでも構いません。
ストックは現金、有価証券、土地、不動産、高額な動産(時計や宝石)などになります。
(ブログで収入をすぐに得ることは難しいですが、書いた記事はずっと残っていくことになり、それがあとで利益を生み出してくれるならば、ブログはストックの要素を持った資産だということになります)
お金が無い状態ではストックを生むのに時間がかかります。
なので、まずはフローの部分を充実させて、少しずつストックを大きくしていく必要があります。
フロー所得をすべて使い果たさないでストックに回していくことが大事です(ただし、最初のうちは金融投資ではなく、自己投資をした方が成果が上がりやすい)
フロー所得を得ながら、ストックが利益を出してくれるようになっていけば、1箇所からの収入だけで生きている状態よりも楽に生きていけます。