音楽配信サービス

コラム

流入経路について考える その8|未知なるものとの出会い|音楽配信サービス

2020-11-28

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音楽の場合

音楽はかつて、レコードの時代からずっとメディアに依存して発展してきました。

過去を振り返れば、音楽はそもそも、貴族が個人的に楽しむために発展してきた部分が大きく、クラシック音楽で著名な作曲家の多くは宮廷音楽家だったりもします。

音楽だけで生きていこうとする場合、過去の時代にはこうしてどこかの有力者に音楽(とその技能)を提供する形でしか音楽家は生きていけず、その音楽家の中から著名な作曲家が輩出された、と考えるべきかもしれません。

(ちなみに、クラシック音楽の場合はごく少人数の人が楽しむものとして発展したので、初期の頃はせいぜい数人のアンサンブルが主流であり、その後、時代を経るとオーケストラによる大規模な演奏が行われるようになっていきました)

その後、音楽は録音することができるようになり、さらにラジオ放送が始まることによって多くの人が音楽に親しむことができるようになっていきます。

時代が進歩していくにつれてテレビ放送が始まり、やがて個人的な録音・録画も可能になっていきました。

音楽の購入の方法は、ずっと録音メディアと共に発展し、メディアのあり方によって音楽が聴かれる様式も変わっていきました。

音楽はレコードの時代からやがてCDの時代になり、現在、音楽は媒体に依存しないデジタルデータとして扱われるようになりました。

CDの時代

CDが音楽を聴く方法として主流だった時代は、およそ1980年代から現在まで続いていますが、私がこれを書いている2020年においては、CDの販売枚数はピークを大きく下回っている状態です。

1986年にレコードとCDの販売枚数が逆転し、1990年代の中頃には100万枚を超える販売枚数を記録するヒット曲が年に何曲も出たりするほどの状況でしたが、現在においてはそうした現象は昔ほど起こっていないような気がします(熱狂的なファンを抱えるアーティストのCDが極端に売れている、ということは依然として起きています)

この時代、CDを聴くためにはCDの再生装置が必要でした。

オーディオ装置を生産する電機メーカーと音楽ソフトを生産する音楽業界にとっては、これは現在と比較するととても良い関係があったのではないか、と思われます。

(組織は別としても、ハードウェアを生産する電機メーカーとソフトウェアを生産する企業は同じ会社の名前を冠している場合が多い)

ハードとソフトの両面から収益をあげることができた時代だったように思います。

配信サービスの時代

現在、音楽配信サービスが音楽を聴く方法として大きな存在になってきました。

誰もが1人1台はスマートフォンを持っている時代になったため、アプリをインストールすれば音楽を聴くことができるこうしたサービスは、音楽に親しむための方法としてとてはとても簡単で、しかも便利なサービスです。

スマートフォンがあれば追加して装置を購入する必要が無く、さらに高音質の音楽を聴くことができるので、とても便利です。

なお、SpotifyやLINE MUSICのように無料でかなりの曲を聴くことができるようになっているサービスもあります。

好みが固定される問題

音楽を聴いていると、いつしか好みの音楽ジャンルというものが誰にでもできていきます。

これは人によって違うかもしれませんが、多くの人はジャンルが固定していき、まったく未知の音楽には触れることすらしなくなる、ということも起こります。

このような状態になることを好まない人も中にはいます。

ジャンルでは無くても、アーティスト、という点で見ればわかりやすいかもしれません。

アーティストの熱烈なファンで、そのアーティストの曲だけしか聴かない、という状態を良しとする人もいますが、違うアーティストの曲も聴いてみたい、という欲求は多かれ少なかれ生まれるものです。

もしかすると、違うものに触れ合うことで、それまで聴いていた曲の良さ(そして悪さも)が見えてくるかもしれません。

こういう時、では何を聴いたらいいのかな?ということに迷うこともあります。

知らないものと出会う(レコメンド機能)

こうした場合に便利なのは、配信サービスが持つレコメンド機能です。

これがあることで、自分に合っていそうな曲やアーティストが表示されることになりますので、自分で探す手間を軽くすることができます(場合によっては新しい発見にもつながります)

もちろん、こんな機能はいらない、という場合や、レコメンドの精度がよくない、という場合もあるかとは思いますが、精度についていえば、自分がサービスを利用すればするほど、配信サービスが過去の傾向を分析していくことになるので、精度は向上していくことになります。

深めていくことを追求するか、幅の広さを追求するか?

これは最初のCDの話にもつながりますが、ファンの購買行動は、ファンであるが故に特定のアーティストの楽曲を追求していく(買い続ける)という場合があります。

このように1つのことを追求していく道もありますが、中にはいろんなジャンルの音楽を聴きたい、という人もいます。

これは音楽の聴き手の好みの問題でしかないのですが、知っている音楽の幅を広げていくためには、いろんなジャンルの曲を聴くことができるような状態が好ましいと言えるでしょう。

この場合、やはり必要なのは、多くの曲にアクセスできることです。

配信サービスは加入してもらえるかどうかが問題

音楽配信サービスが抱える問題があるとすれば、おそらくそれが有料である、ということと、そもそもそのサービスに加入してもらえるかどうか、ということです。

音楽配信サービスはどこでもだいたい月額980円という価格設定がされていますが、年間で換算すると約12000円近くになります。

CDを4枚買うより安いですが、その代わり、音楽配信サービスを利用しなくなると、そこでの利用履歴、お気に入り登録した音楽の情報などが利用できなくなってしまいます。

ずっと加入し続ける、としても、10年間加入を継続すると、10万円を超える金額となります。

これを安いと考えるのか、それとも高いと考えるのか?

どちらにせよ、音楽配信サービスの問題点は、まずはサービスに加入してもらえるかどうかです。

加入キャンペーンなどがよく行われているのもそうした理由があります。

相手に売り込むというより、その魅力を発信し続けることによって顧客獲得を目指すのであれば、音楽配信サービスの場合、その利便性の追求がとても大事になります。

以下は配信サービスの一例です

Amazon Music Unlimited

Spotify

LINE MUSIC

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