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コラム

人脈を考える4|Twitterに見る、口コミ連鎖・拡散

2020-11-01

人脈の広がり

人脈の効果として「人脈を通じて評判が伝わっていく」ということが期待できる、ということがあります。

これは、特に力を持つ人に情報が伝わり、その結果、商品やサービスが利用されるようになるかもしれない、という期待の問題です。

すぐに結果が出るとは限りませんが、良い結果をもたらすかもしれない、ということへの期待です。

なお、この期待は、相手がなんらかの社会的・経済的な力を持っていると高くなっていくかと思います。

なぜなら、そういうものを持っている人ほど、世の中に与えることができる影響力を持っているからです。

SNSの利点

近年では、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)が日常的に利用されています。

個人的なコミュニケーションの枠を超えて、企業が営利目的で利用したり、公的機関のお知らせにも利用されています。

SNSが良い点は、データが把握できるところにあります。

現実の世界でチラシを配っても、そのチラシを相手が見てくれたかどうかを把握できません(わかるのは配った数くらい)

ですが、SNSの場合は相手の行動が事細かに把握できてしまいます。

この行動を分析することで、人の行動を把握できることになります。

Twitterの拡散力

SNSはいくつかありますが、ここではTwitterについて考えます。

Twitterの場合、特徴的なのは、タイムラインに記事が投稿されていくと、ツイート(つぶやき。つまり投稿記事のこと)が流れていってしまう、という点です。

フォローしているアカウントのツイートが優先して登場してくることになりますが、通常、フォローする対象は数百、数千、場合によっては数万という単位になります。

それぞれのアカウントが1日に3回ツイートしたとして、フォローしている対象が仮に1000あっただけでも、1日に3000ものツイートが自分のタイムラインに流れてくることになります。

これは、単純に24時間で割ると1時間あたり125ツイート、1分あたりおよそ2ツイートになります。

これだけの情報が流れてくるわけなので、自分の目に触れるタイミングで情報が流れてこない場合は、その情報に出会う可能性が低くなってしまいます。

ですが、Twitterの面白いところは、リツイートという機能があることです。

リツイートすると、リツイートした人の系列にそのツイートが流れていくことになります。

そうなると、フォロワーが1000人いた場合で1回のツイートで1000人にしか届かなかった情報が、他の系列にも広がっていくので、リツイートしてくれた人が多ければ多いほど、リツイートしてくれた人がフォロワーを多く抱えていればいるほど、そのツイートは他の人の目に触れる可能性が高くなります。

1つのツイートをする行為は同じなのに、伝わる範囲が一気に広がる可能性があります。

こうした特徴があるので、Twitterは流れていきやすいSNSだと言えますが、流れていってしまうだけあってどこかに蓄積されていく要素は閲覧する側にとっては弱い、ということになります(見ようと思えば見ることができるけれど、そもそもユーザーもTwitterの性質上、そうした使い方を好んで行わない、とも言える)

うまく利用すれば、1度きりで消えていくのに近い情報であっても広範囲に届けることができ、ツイートが話題になればずっと人の心に残る(かもしれない)ということが期待できます。

Twitterはストックされていく要素に弱いので、ツイートされる内容は現在のこと、瞬間のこと、あるいはその人の考え方や具体的なノウハウをダイジェスト的に表示する用途に向いていると言えます。

また、変動が激しいので、現在を眺めることに向いています(情報が人の目に触れる「寿命」が短い代わりに、新陳代謝が激しいのでリアルタイムでの動きが反映されやすい、ということになる)

うわさ話

Twitterは連鎖してツイートが広がっていくという要素から見ても、うわさ話が広がっていくようなイメージに近い、と言えます。

うわさ話についての社会学的研究というものも存在します(私は学生時代に講義で習ったことがあります)

うわさ話は、痕跡が残りにくいことが特徴で、うわさ話があったらしいということはわかりますが、具体的にどのような内容がどのような経路で広がっていったか、ということが追跡しにくい、という特徴があります。

また、うわさ話は連鎖していくうちに、情報の内容が変わっていくことがあるのも特徴です(伝言ゲームがまさにそれです)

うわさ話は寿命が短いと言えますが、広まったうわさはその内容からくるイメージを人々に植えつけていくことになります(そのイメージが事実を正確に反映していることはあまりない)

そして、うわさは忘れ去られるものでもあります。

人のうわさも七十五日、ということわざがあるくらいですが、季節が変わる頃にはうわさも忘れ去られる、ということになります。

問題点(忘れ去られる権利)

Twitterの場合、ツイートが広がっていく過程がリツイートで行われている場合は、途中で情報が変に変更されてしまったりすることはありません。

問題があるとすれば、情報がどこかに残り続け、それを辿ることで過去に何があったかを知ることができる、ということです。

プライバシー情報の場合、このことはとても恐ろしい結果を招く可能性もあります。

そもそも、人は匿名であることと名前が公表されていることを使い分けて生きています。

それは、その人の過去の人生においてもです。

これを遡って知ることができてしまう、というのは、問題がある時があります。

しかも、そのことを自分でコントロールすることができず、ときには悪意を持った人物によって自分の知られたくないことが広められてしまう恐れもあります。

これを完全に解消する方法はおそらく無く、実現するにはもはやインターネットの使用を世界的に禁止して、あらゆる情報機器も全て没収するくらいのことをしない限り、やはり無理だと言えます(つまり、1度流出してしまうとそれを制限することが難しい、ということになる)

長く続く関係性を保つためには?

うわさは基本的に一瞬で消えていくものです。

Twitterもまた、それに近い性質があります。

意図的にTwitterで一瞬の風を起こすことは、広告を利用したりすることで可能になるかもしれません。

ですが、それを何につなげるかが大事なのです。

一瞬で終わってしまうのなら、その状態を維持するためにずっとうまくいかなければいけない、ということになってしまいますが…

それは不可能です。

長く続く関係性を保つには、風を風でおわらせるのではなく、固定的なものに向かわせてそこにい続けてもらうようにしなければ、関係性を続けていくことは難しい、というのが実感です。

多くの人に興味を持ってもらうために口コミやうわさを利用することは、それだけの目的ならばいいですが、むしろそれ以外の部分を重視するなら、きちんとストックとなるようなものや仕組みを用意しておき、そこに確実に人が流れていくようにしておく必要があります。

まとめ

おそらくですが、人脈というのは影響力の問題です。

インフルエンサーという言葉もあるくらい、人は影響力を与える存在になりたい、ということが背景にあるようです。

そうした存在と関わりを持っていることで、自分の立つ場所を向上させたい、という気持ちもあるかもしれません。

(SNSにはそういう要素があります)

ただし、無料でできる広告、という意味以上に、人的な繋がりは価値をもたらします。

それまで気がつかなった視点や価値観を教えてくれる(逆に自分が教えている)ということの中にこそ、人脈の価値がある、とも言えるでしょう。

最後に、忘れてはいけないことを1つだけ。

人脈は、維持しないとなくなっていきます。

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